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Bakyun the everyday
from 『ostooandell』
ostooandell
運命の出会いがあるとしたら、それは、やっぱり、一目会った瞬間にビビビってわかるものなんだと思う。
好きな部分のディテールを細かく言葉にするんじゃなくて、「なぜ?」という気持ちを深く追求するんじゃなくて、最初の最初の“瞬間”に、「感覚」で、「説明できない何か」で、「言葉にできない感情で」オチているような…。
このostooandellの曲たちは、イントロで全てわかる何かがある。
つまり、一目会った瞬間=一音聴いた瞬間に恋しちゃうような感じ。
1曲目の「Bakyun the everyday」、イントロで刻まれるビートの期待感とその後の脱力感、好きにならずにはいられません! |
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「潔く柔く」 いくえみ綾
恋は、楽しいだけじゃない!っていうのが鉄則。
だけど、悲しんだり、苦しかったり、悩んだりするものだからこそ、人生をより豊かにして、自分自身を深くするものなんだと思う。この「潔く柔く」には、色んな人の色んな恋愛が登場するオムニバス形式のマンガ。
作品の中では、15歳で死んでしまった「ハルタ」がキーパーソンになっているんだけど、先生に恋をする女の子が登場したり、過去にトラウマを抱えて恋ができない男の子が登場したり、嫉妬に悶える女の子がでてきたり、様々な恋模様と、恋心がでてくる。でも、それらが微妙に絡み合って、どこかでつながっていて、ひとつの世界を作っている。
自分の恋と、自分自身を投影できる登場人物が必ずいるマンガ!
人間力をUPするにもおススメです! |
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「おおきな木」 シェル・シルヴァスタイン (著)、村上春樹 (翻訳)
世界的名作絵本「おおきな木」つい最近、あの村上春樹さんの訳で新登場!!(←なんか宣伝みたい??笑)この話題もあって、もう一度読み返してみました。
「いつでもそこにあるりんごの木。成長し変わっていく少年。それでも木は惜しみなく愛を与え続けた…」
そのテーマは、小さい頃読んだ時よりも、ずっとずっと心に響いてくるものでした。
木は少年のために、自分自身のリンゴをあげ、枝をあげ、最後には幹を与え、ただの切株になってしまう。でも木はそれで嬉しかった。
「愛は見返りを求めないもの」とはよく言うけど、それを実践できるのってなかなかない。
木はひたすら大好きな少年に与え続けた。でもそれで木は本当に嬉しかったの?
これまでの作品にはなかったその答えが、村上春樹さんの翻訳では、明確に書かれていました。
幸せってなんだろう?思いやりって?愛情ってどういうこと?
誰かと出会ってそんな気持ちに遭遇した時、一度読んで欲しい1冊です。 |
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ラースと、その彼女
「彼が恋に落ちたのは、等身大のリアルドール!?」と、突拍子もない設定で、初めはすごい抵抗があったこの映画。でもね、観だしたら、そんな浅はかな目線でいた自分をひっぱたきたくなるほど愛に溢れた感動作だったのです。
主人公のラースは、シャイで女の子が大の苦手。極端に人見知り。
でも、人一倍優しくて純粋な心を持ち、町では「Mrサンシャイン」と呼ばれるほどの人。そんなラースが生まれて初めて「彼女を紹介する」と言って連れてきたのが、ビアンカというお人形。人形を彼女と思い込むラースの心を傷つけないように、町の人は、ビアンカを本当の女性として扱い、ラースを温かく見守っていく…。
ラースのピュアな気持ちと、人々の優しさに溢れているこの映画。観れば確実に心がサラサラになります。
「大人になる」って、人と交わっていかなきゃできないことなんだろうな・・・。 |
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