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ロシアン・ハスキー
from 『Chicken Zombies』
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
やってらんないとか、これからどうしたらいいか分かんないとか、何だか漠然とした不安とか、とにかくそういったモノを全て跡形も無く焼き尽くしてくれるバンド、それが僕にとってのミッシェル。
僕が生まれてきた意味の何%かは、ミッシェルに出合えてよかったと言っても全く間違いは無い。
どの曲を選ぶとなった時に、僕は、ミッシェルはアルバム1枚で1曲みたいな感覚なんですごい苦労したけど、強いて挙げるなら『Chicken Zombies』から「ロシアン・ハスキー」。
とにかく、とにかく格好が良い。
1発目のドーン!!って音を聞いたら最後。
これどうやって弾いてんだってギターと、ブリブリのベースと、どこまでも強いドラムと、多分ミッシェル・ガン・エレファントが見ている景色を描いている言葉の羅列。
曲に明確なメッセージはない。
言葉と音と圧が1つの大きなミクロの一転突破の塊となって、こっちにぶつかって、打ちのめされて、燃やし尽くしてくれる。
そしてまた次の獲物へ。
ダメだ、格好が良過ぎて、何か吐きそうで仕方が無い!!!!!!!!! |
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「編集王」 土田世紀
今思えば、高校生の時にこれを読んだから僕は今、地元札幌を離れ東京にいるのかもしれない。
『編集王』の舞台はマンガ編集社。
マンガを「ビジネス」と捉える大多数の大人と、
マンガは「魂」と信じて止まない少数派の若者。
ここに主人公である元プロボクサーのカンパチ。
彼の本っ当に子供のような純粋無垢がぶつかる事によって
良くも悪くも化学反応が起きていく。
「良いものは良い!!」
「それを俺はどうしてもやりたい!!」
そういった原始的な気持ちを、
このマンガは呼び起こしてくれる。
自分の明日が見えている奴、見えていない奴、
どこにあるかすら分からない奴。
ちょっと読んでみて欲しい! |
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ヤング@ハート
80代、90代のおじいちゃん、おばあちゃん達が必死に練習してラモーンズ、クラッシュ、ジミヘン、ソニック・ユース、コールドプレイを歌う。
もうこれだけで見るしかないでしょ!!
身近な感じで言えば、自分のおじいちゃん、おばあちゃんがBUMP先生の「HAPPY」を歌っているみたいな事!!
それも何十人のコーラス隊として!!
必死に練習して、怒られて、永遠の別れを乗り越えて。
アメリカのとある街に本当にある平均年齢80歳のコーラス隊のドキュメント。
おじいちゃん、おばあちゃんの、熱さ、向上心、負けたくないという気持ちは何よりも強いし、説得力がすごい。
歳をとるってなぁ…っていうネガティブな気持ちはどっか飛んでいっちゃって、そこに残るは『生きるって楽しい!!』。
僕が90歳になった時、みんなは多分70〜80代くらい?
みんなで集まって「グングニル」でも歌ってみたら、それはもうそれは。
未来のおじいちゃん、おばあちゃん、叫べーーーー-!!!!
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