島本理生 小説にかける思い
2018/08/18
今週も、直木賞作家:島本理生さんのお話をお届けしました。
島本さんは、小学校時代から小説を書き始め、高校在学中の2001年、作品「シルエット」が
第44回群像新人文学賞の優秀作に選ばれ、作家デビュー。
以降、2003年の作品「リトル・バイ・リトル」では野間文芸新人賞受賞と併せて
19歳で芥川賞候補に、2005年の作品「ナラタージュ」は映画化されました。
これまでにも多くの注目を集めてきた島本理生さん。
今回、最新作「ファーストラブ」で、第159回の直木賞を受賞されました。
10代で作家デビュー、その10代の恋心や見守られる立場の気持ちをモチーフに
これまで小説と向き合い、恋愛小説を発表してきた島本さんですが、
結婚、出産を経て、デビュー18年目を迎え、今度は見守る立場、誰かを支える立場としての
気持ちで小説に向き合うことで、新たな方向性を得て、この小説を書き上げることができたと
語ります。
小説の始まりから終わりまで、いい意味でストーリーの緊張感を失わずに書き上げることが
出来たという「ファーストラヴ」。様々な人間関係や、過去の出来事が重なり合って、
人の心の複雑に絡み合った糸が解かれてゆきます。誰にでも経験のあるすれ違いの体験、
知らぬ間に心に受けた傷がどう人を変えてゆくのか、
心理エンターティンメントとしての読み応えのある作品になっています。
納得できる作品で、直木賞を受賞できたことが嬉しいと語る島本さん。
その小説の世界観の新たな可能性を広げたのがこの「ファーストラブ」。
これまで以上に幅広い年齢層の方に読んでいただきたい作品です。
島本さんは、小学校時代から小説を書き始め、高校在学中の2001年、作品「シルエット」が
第44回群像新人文学賞の優秀作に選ばれ、作家デビュー。
以降、2003年の作品「リトル・バイ・リトル」では野間文芸新人賞受賞と併せて
19歳で芥川賞候補に、2005年の作品「ナラタージュ」は映画化されました。
これまでにも多くの注目を集めてきた島本理生さん。
今回、最新作「ファーストラブ」で、第159回の直木賞を受賞されました。
10代で作家デビュー、その10代の恋心や見守られる立場の気持ちをモチーフに
これまで小説と向き合い、恋愛小説を発表してきた島本さんですが、
結婚、出産を経て、デビュー18年目を迎え、今度は見守る立場、誰かを支える立場としての
気持ちで小説に向き合うことで、新たな方向性を得て、この小説を書き上げることができたと
語ります。
小説の始まりから終わりまで、いい意味でストーリーの緊張感を失わずに書き上げることが
出来たという「ファーストラヴ」。様々な人間関係や、過去の出来事が重なり合って、
人の心の複雑に絡み合った糸が解かれてゆきます。誰にでも経験のあるすれ違いの体験、
知らぬ間に心に受けた傷がどう人を変えてゆくのか、
心理エンターティンメントとしての読み応えのある作品になっています。
納得できる作品で、直木賞を受賞できたことが嬉しいと語る島本さん。
その小説の世界観の新たな可能性を広げたのがこの「ファーストラブ」。
これまで以上に幅広い年齢層の方に読んでいただきたい作品です。