NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest河瀬直美さん

河瀬直美さん

【2018年5月ご出演】

映画表現の原点となったドキュメンタリー『につつまれて』(95)、
『かたつもり』(97)で、1995年山形国際ドキュメンタリー映画祭国際批評家連盟賞を受賞。
1997年劇場映画デビュー作『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を
史上最年少で受賞する。2007年『殯(もがり)の森』では同映画祭グランプリを獲得。
2009年には、同映画祭に貢献した監督に贈られる「黄金の馬車賞」を受賞し、
2013年に日本人監督として初めて審査員を務めた。2014年には『2つ目の窓』が
カンヌのコンペティション部門に正式招待を受ける。2015年には仏芸術文化勲章
「シュヴァリエ」を叙勲される。CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続ける。
最新作『Vision』は6月8日公開。

http://vision-movie.jp

photographed by LESLIE KEE

河瀬直美 公開間近新作「VISION」を語る

2018/05/26
今月は映画監督、河瀬直美さんのお話をお届けしてきました。

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続けている河瀬直美さん。
話題作も数多く手がけるなど、まさに国内外で注目を集める
日本を代表する映画監督の一人です。

最近では、2015年公開、樹木希林さん主演の映画「あん」が
国内外で大ヒット、そして、いよいよ来月8日からは、
最新作『Vision』が公開予定です。

今朝は、改めて新作『Vision』などにも触れて頂きながら
"女性"をキーワードにお話を伺いました。

幅広い層から支持を受ける河瀬作品。その中でも女性ファンからの
反応が多く寄せられるそうです。女性としての河瀬さんの作品と同時に
生き方にも共感を受けるそんな女性ファンの存在は、
同時に河瀬さんの創作への意欲も後押ししてくれえているそうです。

そんな河瀬さんにもう一つの創作と向き合う力を与えてくれたのが、
子育てです。お子さんと向き合うことで、自身も学ぶこと、知ることも多く、
それが同時に創作について成長につながり、深みにいたることができた。
そんなお話が印象的でした。


そんな河瀬さんの最新作が、6月8日から全国公開されます、『Vision』です。

『Vision』の制作は数々の出会いによって導かれたという河瀬直美さん。
カンヌでの出会い、そして幼いころから馴染んだ故郷、奈良吉野の森との再会。
この吉野の山を守っている山守さんとの出会い。
数々の出会いの中で、河瀬さんは作品の構想を練り、ストーリーが
出来上がっていった作品です。

そして、森が生きている、隣にいる感覚で生きることの素晴らしさ。
森の木漏れ日から感じられる、自分が今森と一緒にいるいう感動など、
河瀬さんの感覚や感動が映画に反映され、見事に伝わってくる作品です。

最新作映画『Vision』公開は、来月8日です。ぜひチェックしてください。
  • この記事をポストする

河瀬直美 カンヌとの出会い

2018/05/19
今週も、映画監督:河瀬直美さんのお話をお届けしました。

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続けている河瀬直美さん。
6月8日には、最新作『Vision』が公開予定ですが、
そんな河瀬さんの劇場映画デビューは1997年。作品は『萌の朱雀』。
この映画で河瀬さんは、カンヌ映画祭カメラドール・・・
新人監督賞を史上最年少受賞され、その10年後には
映画『殯の森』でカンヌ映画祭グランプリ・審査員特別大賞を受賞。
さらに2009年には、カンヌ映画祭に貢献した監督に贈られる
「黄金きんの馬車賞」を受賞。
2013年には、カンヌ映画祭コンペティション部門の審査委員に就任されています。

そうです、河瀬直美さんの監督としてのキャリアは、このカンヌ映画祭に
深く関わってきていらっしゃいます。

映画をめぐる出会いや、映画への愛情を強く感じられるカンヌ映画祭は
河瀬直美にとって、まさに「ふるさとのような存在」だそうです。
若手育成、映画を愛するメッセージを世界に発信。ここの集う誰もが
映画の愛を再確認し、刺激をしあい、また映画作りの現場に戻ってゆく。
そして、心に残る作品を作り続ける、そんな素敵な場所があること
とても羨ましく思いました。

このカンヌで河瀬さんはスティヴンスピルバーグ監督と出会い、
映画作りに最も大事なメッセージをいただいたそうです。
それが、「ハングリーでい続けること」。どんなに成功しても
どんなに満たされても、常にハングリーであること。
これは映画作りに大切なことであり、同時に生き方につながること。
河瀬さんはこの言葉を大事にして、映画と人生に
つねに向き合っていらっしゃいます。
  • この記事をポストする

河瀬直美 映画との出会い

2018/05/12
今週も、映画監督:河瀬直美さんのお話をお届けしました。

来月8には、最新作『Vision』が公開される河瀬直美さん。
劇場映画デビューは1997年で、作品は『萌(もえ)の朱雀(すざく)』。
この映画で河瀬さんは、カンヌ映画祭カメラドール・・・
新人監督賞を史上最年少受賞され、その10年後には
映画『殯(もがり)の森(もり)』でカンヌ映画祭審査員特別大賞・グランプリを受賞。
他にも、世界各国の映画祭で様々な賞を受賞され話題作も数多く手がけるなど
まさに国内外で注目を集める、日本を代表する映画監督の一人です。

そんな河瀬直美さんの出身は奈良県。
現在も、その奈良を拠点に映画を創り続けています。
第二話。今朝は、その河瀬直美さん、奈良、生い立ちエピソード、
また映画監督への道のりなどにも迫りました。

奈良で生まれ育った河瀬さん。幼い頃からおばあさまと新月、満月の日に
養母と養父のお墓参りに行く習慣があり、そこは河瀬さんにとっては
目に見えないものを感じられる場所として惹かれていました。
同時にこの世から消え、去ってゆくものへの切ない思いも強く感じられ、
それが、河瀬さんの感じる孤独や不安を支配していたそうです。
どうやればその失われるものを永遠のものにできるのか?
自分自身の足元を確かなものに出来るのか?
その答えとなったのは映像との出会いでした。
18歳の時に映画に出会い、その瞬間に映画は今を切り取ったり、
確かな時間を描けるタイムマシンだと思ったそうです。

表現をしてるのが生きている証。そう強く感じた河瀬さんの心の拠り所が
映像を撮ることだったのです。

そんな河瀬さんに改めて映画の「魂」、「映画に向き合う心」を教えてくれたのが、
カンヌで出会ったスピルバーグ監督でした。それは「ハングリー」であり続けること。
過去の栄光や成功にとらわれることなく、常に前を見つめ、映画に真摯に向き合うこと。
スピルバーグ監督の言葉と生き様に河瀬さんは大きな衝撃を受け、勇気もいただいて
まさに創作の力に変えていらっしゃいます。
  • この記事をポストする

河瀬直美 最新作「VISION」を語る

2018/05/05
今週からは、映画監督、河瀬直美さんのお話でお楽しみいただきます。

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続けている河瀬直美さん。
今回はその奈良を訪れてお話を伺いました。

河瀬直美さん、劇場映画デビューは1997年。作品は『萌もえの朱雀すざく』。
この映画で河瀬さんは、カンヌ映画祭カメラドール・・・新人監督賞を
史上最年少受賞され、その10年後には映画『殯もがりの森もり』で
カンヌ映画祭審査員特別大賞・グランプリを受賞。
他にも、世界各国の映画祭で様々な賞を受賞され話題作も数多く手がけるなど
まさに国内外で注目を集める、日本を代表する映画監督の一人です。
最近では、2015年公開、樹木希林さん主演の映画「あん」が国内外で大ヒット、
昨年には、短編映画「パラレルワールド」も注目を集めました。

そんな河瀬さんの最新作が、6月8日から全国公開されます、『Vision』。
今朝は、この『Vision』の制作にいたる様々な出会いのエピソードを中心に伺いました。


『Vision』の制作は数々の出会いによって導かれたという河瀬直美さん。
まず、前作の「光」がカンヌ国際映画祭に選出され、その時のパーティーの席で
知り合ったプロデューサーとの出会い。その出会いが主演を務めた女優
ジュリエット・ビノシュさんとの出会いに繋がってゆきます。
そして、この出会いに至る前には故郷、吉野での出会いもありました。
それが吉野の山を守っている山守さんとの出会い。
それにより河瀬さんは故郷、奈良の森のより深い世界と出会うことになります。
そんな数々の出会いの中で、河瀬さんは作品の構想を練り、ストーリーがまさに
自然に出来上がっていったそうです。

奈良、吉野の500年の木の生命が息づく森、そこを訪れる異国の女性。
作品の中でも、森と人、人と人が出会うことで、物語は綴られてゆきます。

森が生きている、隣にいる感覚で生きることの素晴らしさ。
森の木漏れ日から感じられる、自分が今森と一緒にいるいう感動。
そんな河瀬さんの感覚や感動が映画に反映され、見事に伝わってくる作品
になっています。映画公開は、来月8日です。ぜひチェックしてください。
  • この記事をポストする
Page Top
|| 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 ||