稲葉賀惠 マイフェイバリット4
東京生まれの稲葉さんは、洋裁学園卒業後の1964年、
オートクチュール制作のアトリエを開かれ、1970年にはブランド『BIGI』を、
72年には『MOGA』を、そして81年には、ご自身の名を冠した『yoshie inaba』
をと次々とブランドを発足。
現在は、企業制服のデザインも多数手がけ2014年には、
著書「マイ・フェイヴァリット きものに託して」を出版されるなど
まさに日本を代表する女性トップデザイナーとして幅広くご活躍されています。
今朝は、そんな稲葉さんのプライベートな一面から今後の展望などについても、
お話を伺いました。
プライベートでの稲葉さん、映画や旅行を楽しみ、お酒飲みながら本を読むのも大好き。
もちろん、家にいるだけではなく、映画を見に行いったり旅行に行ったり。
友達といったタスマニアもお気に入りの場所だそうです。
また、今度はエディンバラにローリングストーンズを見に行くというご予定も。
元気なうちに何んでもしておきたいと精力的に人生を楽しまれています。
理想とするのは佐藤愛子さんや、遠藤周作さんなど豪快に人生を楽しむ
達人をを目指されているそうですが、私たちにとっては稲葉さんこそ人生の達人です。
今後の洋服は作りのこだわりは、素材によりこだわること。
漆やシルク、紙と蓮の糸で作った素材などを取り入れてデザインに生かしています。
また、例えば蓮の茎を割って糸を作り、それを生地にしたものなどにもチャレンジ。
日本では作れないものをミャンマーでつくるなどいいものを作るために妥協を許さない
姿勢はかつての70年代の稲葉さんそのもの、デザインにも生きかたにも妥協を許さない
稲葉さんの生き様をまさにお洋服に込めて私たちに送り届けていただいています。
歳を重ねてもも洒落したい気持ちは誰にでもあるもの。
そんな思いを受け止めて、人々をデザインで元気にしています。