奈良橋陽子 ハリウッドと日本をつなぐ4
今回は4回に渡りお話をうかがいました。
キャスティング・ディレクターである彼女は、
スティーヴン・スピルバーグ監督作品『太陽の帝国』以来、 渡辺謙や菊地凛子、桃井かおりなどを抜擢し
、何十人にも及ぶ日本人俳優たちのキャリアをつくり上げて来ました。
今回出版された本「ハリウッドと日本をつなぐ」では、
そのキャリアの中で感じた
「ハリウッドで通用する役者、通用しない役者の違い」
「オーディションでどこを見ているか」など、実際のキャスティングの舞台裏を紹介しています。
今、奈良橋さんが思うのは映画への愛情と日本への愛情。
俳優、キャスティングだけではなく、日本の伝統や歴史、人々そのものが
魅力ある存在として映画の世界で描かれ、世界に何かを伝える事を信じています。
外交官の娘に生まれ、少女時代をカナダで過ごし、ニューヨークで演劇を勉強。
まさに、そのキャリアは映画を通じた「外交」
ハリウッドを仕事場に、世界に日本と日本人の心を伝える仕事をされているのですね。