NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest池上季実子さん

池上季実子さん

1959年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。
3歳で帰国し、小学校卒業まで京都に住んだのち、東京へ。
1974年、『まぼろしのペンフレンド』(NHK)で女優デビュー。
テレビドラマ『愛と誠』『熱中時代』『男女7人夏物語』、
NHK大河ドラマ『草燃える』『おんな太閤記』『徳川家康』『武田信玄』などに出演。
1984年『陽暉楼』(東映)で第7回日本アカデミー賞主演女優賞を、
1989年『華の乱』(東映)で第12回日本アカデミー賞助演女優賞を受賞。
現在もドラマ、舞台、映画などで活躍中。

ドラマ、映画、舞台、そしてデビュー50周年を経て新たなチャレンジへ

2024/06/29
デビュー50周年を迎え、今なお、チャレンジを続ける池上季実子さん。
最新作「風の奏の君へ」では、おばあちゃん役に挑戦、その姿は、これまでの池上さんのイメージとは全く違い、撮影現場でもエキストラの人たちの中には池上さんだと気づかない人もいたほど。主演の松下奈緒さんや杉野遥亮さん、山村隆太さんなど若手俳優の方々にとっても、ベテラン俳優の池上さんは大きな存在だったようです。
そんな池上さんが憧れた女優さんといえば・・・山田五十鈴さん。
楽屋では、かわいい女の子のような山田さんが、衣装を着て舞台に立った瞬間、豹変して、すごいオーラで大きく見えるのを目の当たりにし、「これこそ女優さん!」と思ったことは忘れられないのだとか。

今年は、3月から舞台続きで、「CHICACO」「後鳥羽伝説殺人事件」と出演された池上さん、全く違った役どころに挑戦され、ヘアメイクも自分で担当したほど。

「舞台は、とにかく稽古のときから何回も同じことをやるわけじゃない。何回もね。でもそこで積み重ねていくことによって、どんどん芝居に深みもスパイスも入ってくるし。やっぱり芝居を追求できるというか探求できるっていう意味では、やっぱりお芝居は面白いですよね」と語ります。

観る人によって評価が変わる舞台。演じる側は、毎回100点を目指していても、ある人にとっては80点だったり、50点と感じる人もいたり、
まさに「生き物」という舞台ですが、池上さんが今年の年末にチャレンジするのが、「ミュージカル」。これまでミュージカルの舞台経験がないという池上さん。ボイトレや筋トレなどのレッスンも始めているようです。
豪華な衣装で、「初めて」がたくさんというミュージカルの舞台。どんなものになるのか、楽しみです!

これからもチャレンジを続けたいという池上さん、これまでにみたことがないような池上さんの姿が今後も楽しめそうです!
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出産、 そして、伝説のドラマ「男女7人夏物語」

2024/06/22
今週も女優・池上季実子さんのお話をお届けしました。

映画「陽暉楼」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞された池上さん。
そこからまさに女優としての絶頂期にいた頃に結婚・出産を経験。
特に出産は、第4の人生の分岐点だったと振り返ります。

「本当に素晴らしい宝物を生んだな、と。そして同時にすごい弱みを作ってしまった
という感じ。それまでは、変な話、思いっ切り何でもやってきて、
いつ死んでもいいって思ってたんですが、ここから、「死ねない!」って思いましたね。
この子を育て上げるまでは、絶対死ねないって」

仕事が次々と入っていたため、産休もゆっくり取らずに復帰。
その第一弾が伝説のドラマと言われる「男女7人夏物語」でした。

アメリカ帰りのキャリアウーマンという役所を見事に演じ、
撮影の時点から、ヒット作になると予感していたという池上さん。
現場は、明石家さんまさんがムードメーカーとなり、終始楽しい雰囲気で、とにかく鎌田敏夫さんの書く脚本が秀逸で、当て書きのように池上さんの性格にマッチしていたのだとか。
「鎌田さん、なんで私のことこんなに分かるの?どこかで見てたの?」と言ってしまうほどだったそうです。

緑山スタジオでの撮影は、朝になることもあったそうで、子育てとの両立もかなり大変だったと当時を振り返る池上さんですが、仕事より子育てを優先した時期もあったのだとか。
娘さんのお受験の最中に、アメリカから映画出演のオファーを受け、何度も説得に来られても、どうしても今は日本を離れられないと断ったという話も驚きでした。

「子供ができて、いろいろ学ぶことも多かったし、いろいろ感じたり、逆に子供を持ったからこそ、こういう感情になるんだなとか、学んだこともいっぱいあるし、ありがたいですよね。」

子育てのお話になると、柔らかな雰囲気で母の顔になる池上さんが印象的でした。

来週は、更なる挑戦を続ける今後の池上季実子さんに迫ります!
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女優「池上季実子」を育てた数々の名作たち

2024/06/15
今週も女優の池上季実子さんをお迎えしました。
今週は池上さんにとって転換期となった数々の作品のお話。
特にご自身もそのキャラクターにはまって楽しんで演じられたというのが
大河ドラマ「おんな太閤記」の淀君役。
1981年の大河ドラマで全50話の平均視聴率は31.8%という驚異的な数字を叩き出した作品です。
橋田壽賀子さんの脚本で西田敏行さん、佐久間良子さんなど大御所の俳優さんが名を連ねる中、若干22歳だったという池上さんですが、その演技には大きな注目が集まり、ファンも急増。そしてさらにその演技が日本アカデミー賞女優賞の評価を受けたのが映画「陽暉楼」でした。
五社英雄監督作品で、父親役が緒方拳さん。
この作品の撮影は一日ワンシーンという丁寧な取り方での撮影だったそうで、お祖父様の八代目坂東三津五郎さんのそばで育つ中で、学んだ、着物の着方や髪の結い方、立ち振る舞いや日本舞踊など、そのすべてが役に立ったと言います。また、監督とのコミュニケーションが、役柄に深みを与え、池上さんの表現力を引き出す重要な要素だったのだとか。ご自身の演技に新たな視点を持ち、成長する機会を得たと振り返ります。

「なんか、歌舞伎関係の親戚から、まだ女優顔じゃないって言われてたんですが、言ってる意味がわからなくて・・・でも、「陽暉楼」から「ようやく女優顔になったわね」なんて、結構厳しい歌舞伎の親戚たちが言うようになったり、周りからも「一応女優さんやってるけど・・・」という見方から、「女優」として見られるように、変わったときでもありましたね。」

でもその一方で世間の注目を集めすぎる結果になってしまったことから、プライバシーが守られない生活となってしまった池上さん。その目をかいくぐっての電撃結婚そして出産。
人生の大きな転換期を迎えられました。

来週はそんな子育てについてもお話を伺っていきます。
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最新作は、農家のお婆さん役!俳優生活50年、そのスタートとは?

2024/06/08
俳優生活51年目を迎えた池上季実子さん、
今日はそのスタート地点、デビュー当時のお話を伺いました。

NY生まれ、京都育ち。12歳で上京した池上さんが興味を持った芸能の世界。
従兄弟の十代目坂東三津五郎さんが出演されていたNHKドラマの撮影現場を見学に行かれたことがきっかけで
スカウトされ、すぐにドラマ出演が決まります。

「その頃は、楽しくて楽しくて。食べていけるかどうかは、わからないけど、
これやりたい!っていう気持ちが少し、かなり、少し出て来てたと思います。
夢中になってた。なんかお芝居ってまだ言えないんですけど、恋しちゃったみたいな感じ。
もう夢中だったんですよ。楽しくて楽しくて」

そうしてすっかりお芝居の世界に魅了された池上さんですが、
演技経験ゼロ、何もわからないところからのスタートでした。

「監督の野村さん、照明の木村さんというお二人が、テレビ映画の基礎みたいなことを全部教えてくれましたね。
自分がどう立つかとか、そういう細かいことぜんぶ教えてくださいました。
それがすごく今の今まで役に立ってるっていうか・・・
困らないでいられたのは「愛と誠」の作品のおかげだと。」

そうして、人気女優への階段を登って行った池上さん、
最新作は、普段のイメージとは全く違う、茶農家のお婆ちゃん役!
6月7日に公開となった映画「風の奏の君へ」では、75歳のお婆ちゃん役に挑戦されています。

「エキストラの方とかが「池上さんどこにいるんですか?」って気が付かなくて・・
私、ここにいるよ!って言うくらい。2度見されたりなんかしていました。」

役作りのため、髪を何度もブリーチし、姿勢も背中を丸くして、
どこからみても、ずっと岡山の茶農家で暮らしてきたお婆さんにしか見えない佇まい。
その姿には、プロの意気込みを感じます。

松下奈緒さん、杉野遥亮さん主演、映画「風の奏での君へ」は、
昨日6月7日から新宿ピカデリー他で公開となっています。ぜ
皆さん映画館に足を運んでみてください。
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ニューヨーク生まれ京都育ち、多感な幼少期の思い出

2024/06/01
今月は、女優の池上季実子さんをお迎えしています。

朝5時就寝、朝8時起床という驚きの生活サイクルの池上さん、生まれはニューヨーク、京都、東京育ち。
芸能界入りのきっかけでもある十代目坂東三津五郎さんは、従姉妹の間柄。
幼い頃は内省的な性格だったと著書にも書かれていますが、
お話を聞くと、その活発さには驚き。幼少期を過ごした京都では自然に囲まれた環境で、
弟さんと野山を駆け回り、みかん箱いっぱいになるまで早朝から虫取りをしたり・・・
一方で、雪が降った朝には銀閣寺まで走って行って、開門と同時に入り
縁側に座って一日中雪を見てるようなことも。
お母様が梨園の家系ということで、幼い頃からお稽古事の日々かと思いきや、
お父様が習い事を一切させないという教育方法だったため、
同級生が通うそろばん塾にどうしても通いたいと思い、
親に隠れて、塾の先生に交渉して、無料で通わせてもらっていたほどだったとか。
それほど好奇心が強く、実行力もある幼少期だったようです。

そんな池上さんに多くの影響を与えたのが、お祖父様の八代目坂東三津五郎さんでした。

「可愛がってもらった方だと思いますね、
こうしなさいとか、ああしなさいとか、一切なかったですけど、
古美術なんかは、お店に連れて行ってくれて、いろいろ教えてくれて、
古美術屋さんも面白がっていろんなことを質問する私に面白がっていろいろ出してくださったり・・・
あと、祖父はホテルの朝ご飯が大好きだったんですよ。
日曜日の朝になると弟と私を朝5時ぐらいに起こしに来て、都ホテルに連れて行ってくれて、
パンケーキとかを食べたりね。
ある時は私が大好きだった大川橋蔵さんにわざわざ会わせてくれて。
後に、18だったか17ぐらいの時に「銭形平次」にゲストで出演した際には、
橋蔵さんも驚いていらっしゃいました」

そんなお祖父様の八代目坂東三津五郎さんから
芸能界でのアドバイスとして言われていたのが・・・
「仕事の時には、親の死に目にも会えないと思いなさい」という言葉。
実際にお祖父様が亡くなった際には、地方ロケ中だったという池上さん、
東京へ戻そうとするスタッフに、お祖父様からこう言われたから、と、仕事を続けられたそうです。

そんな池上季実子さんが出演される作品が
6月7日から公開となります「風の奏の君へ」。
松下奈緒さん、杉野遥亮さん、そしてflumpoolの山村隆太さんなども出演のこの映画で、
おばあちゃん役に挑戦された池上さんの姿、驚きの撮影の舞台裏については、
来週、更に詳しく伺います。
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