みちのく、宮城、南三陸の、「歌津小太郎」へやって来ました。
4月とはいえ、まだまだ冷たい風に揺れるのれんをくぐって入ります。
そう、これです！　早い春の季節に旬を迎える南三陸の新物めかぶ。その新物めかぶが、あっさり風味の漬けになっています。南三陸の、春の香りと味。
自家製のめかぶ漬け。その味を作っているのは、この人、歌津あさこさん。「歌津小太郎」へ行って、のれんをくぐって店に入ると、「はい、いらっしゃい～！」と笑顔で迎えてくれるのが、あさこさんです。
南三陸へ来たら、絶対立ち寄りたい「歌津小太郎」。自家製の美味しいものが、たくさんあるんです。ニシンの昆布巻きとサンマの昆布巻きは大人気商品で、超オススメ！　ホタテの柔らか煮、ウニの醤油漬け、ほかにも、イクラ、ホヤ、などなど。どれも、地元の漁師さんたちがふだん食卓で食べているというものばかり。まさに、地元の味、ローカルフード、地産地消。すべて、ここで買えますが、冷蔵や冷凍で宅配注文も可能です。たとえば、ここで買って、翌日夕方に自宅着としておけば、家に帰ったその夜に、晩ご飯で食べられる！
地元で採れた魚介類を、新鮮なうちに、すべてここで加工しているから、美味しい！
週末にやって来ると、あさこさんが、お味噌汁を作って出してくれたり。この日は、「旅めし！」スタッフのために、特別に、新ワカメの味噌汁と、「めかぶ漬け丼」を出してくださいました。採れたて、新物のワカメをお湯にさっと通すと、この黒いワカメが……一瞬にして、鮮やかな緑色に！　毎年2～4月初旬の頃にだけ食べられる、新ワカメのしゃぶしゃぶも、とっても美味しいのです。何もつけなくても、ただこれだけでも、美味しいのですが、この日は、あさこさんがお味噌汁にしてくださいました。
そして、来ました！　本日の、「旅めし！」！！ 
歌津小太郎のあさこさんお手製のめかぶ漬けをたっぷり使った、「めかぶ漬け丼」。
どどーん！！ 
はっきり言って、うますぎます！　ご飯がススムくん間違いなし！　スタッフ2名、おかわり3回しちゃいました……
こちらは、ふだんは、お店で食べられません。でも、めかぶ漬けを買って帰れば（あるいは宅配すれば）、皆さんもご自宅で食べられます。ほんとうに、ほんとうに、美味しいんです。
歌津小太郎さんのご先祖様が残したという言葉が、店内に飾られていました。
みちのく宮城の歌津に生まれ育った、千葉小太郎さん（写真左）。故郷の歌津を名前に関して、「漁師・歌津小太郎」を名乗り、この店を始めました。奥さんのあさこさん、息子の孝浩さんらと一緒に、家族で、「橋本水産食品」を営んでいます。