STRAIGHTENER Special Live Tour "ACOUSTIC" LIVE REPORT
2010年3月3日
7時半を少し過ぎた頃、照明が暗くなってからほんの2、3秒で4人が登場した。
「大阪と名古屋からちょっと期間空いたんで1回目のつもりでやります。」
というホリエさんの言葉に“うんうん "と頷くメンバー達。
そうして始まったこのSpecialLiveTour“ACOUSTIC "
新旧織り交ぜたアンコール含め計10曲の演奏。
ホリエさんの奏でる美しいピアノで始まるTonelessTwilight。
静まり返った会場に響き渡る美声と美音に誰もがうっとりとしていた。
TonelessTwilightでスタートさせ、
TOWER
奇跡の街
Blue Sinks In Green
そもそもこのアコースティックライブをしようと思ったきっかけは宮古島でのフェスのアフターパーティーで初めてアコースティックをしたところ全然であったからだという。その中でも一番ダメだったというのがこの曲。しかしまったくそんなことを感じさせないすばらしい演奏だった。
続くは4人の集大成であろうアルバムCREATURESからの1曲。
Starless Coaster
SIX DAY WONDER
EVERGREEN
ネクサス
ネクサスは原曲と雰囲気を大きく変え、ややスローテンポで歌詞のひとつひとつが心の中に流れ込んでくるように感じた。ストレイテナーの昔の曲が多めのセットリストとなった。次々に演奏されていくテナーの古い曲に私も意外さを隠し切れず、たびたび「おーっ」と歓声をあげてしまった。
ネクサスを終え、ここでいったん退場したストレイテナーにアンコールを促す観客の拍手。
再び現れた大山さんの手には缶ビール。
マイクに缶ビールを当て「プシュッ」といういい音。それを合図に次々と現れたメンバーの手にも缶ビールが。それをぐいっと飲み干したホリエさん一言。
「アンコール起きなかったらどうしようかと思って。だからビール取りに行ってたことにしようって(笑)」
アンコールでは
TENDER
MAGIC WORDS
の2曲。
MAGIC WORDSでは観客が手拍子し、会場が一つになったようだった。ストレイテナーとわたしたち観客との距離がとても近いように思えた。
会場は終始和やかなムード。
いつものライブとはまた違った、ストレイテナーの独自の世界観が最大限に発揮されたアコースティックライブとなった。
普段と一味違うテナーを見ることができ、私にとって忘れられない夜となった。
