本谷有希子自分好きになる方法
今年夏に発表された「自分を好きになる方法」
For six days of Lindeなどについてうかがってきました。
Lindeという一人の女性の人生のいくつかの「1日」を
描いたこの作品。ただ時がカ過去から未来に流れるのではなく、時に28歳、
時に47歳、時に3歳、時に63歳と時間を自由に操りながら
人生の一こまが描かれてゆきます。
こんな表現にも本谷さんの持つ自由な心が魅力的に現れています。
書く時は「書いているという自分を悟られないように書く」
こんな謎掛けのような言葉も本谷さんの口から語られると
自然になっとくできます。
人生はもっと自由で、束縛を受けないもの。
私たちがつい忘れがちのこんな原点に気づきを与えてくれる
本谷さんの作品、舞台にこれからも期待したいですね。