NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest中村紘子さん

中村紘子さん

【2013年3月ご出演】
3歳で、桐朋学園音楽科の前身となった『子供の為の音楽教室』第一回生として井口愛子氏に師事。10歳からレオニード・コハンスキー氏に学ぶ。早くから天才少女として名高く、全日本学生音楽コンクールの小学生部門、中学生部門と優勝を重ねたのち、慶応義塾中等部3年在学中に、第28回音楽コンクールにおいて史上最年少で第1位特賞を受賞。ただちに翌年、NHK交響楽団初の世界一周公演のソリストに抜擢され華やかにデビューした。その後、ジュリアード音楽院で日本人初の全額奨学金を獲得、ロジーナ・レヴィン女史に師事。第7回ショパン・コンクールで日本人初の入賞と併せて最年少者賞を受賞。以後今日に至るまで、中村紘子の名は日本のピアニストの代名詞となり、その演奏は国内外3700回を越える演奏会を通じて聴衆を魅了し続けている。演奏会に加えてレコーディングも活発で、1968年ソニー・レコードの専属第1号アーティストになって以来リリースされた50点近い録音は、クラシックとしてはすべて桁外れの売れ行きを示している。

中村紘子音楽と教育

2013/04/06
中村紘子さんを迎えてのシリーズ。
今回で5回目となります。

中村さんとのおしゃべりの時間。
私にとっても楽しく、素敵な体験でした。
あなたはいかがでしたか?

今朝は、まず私たち日本人にとって「音楽とは何なのか」を知る
貴重なお話でした。

中村さんによると、、、、
遡ること江戸時代。その鎖国の影響により、
明治政府にとっての急激な西洋化教育の象徴として音楽が選ばれたということ。
そのため、日本人にとっての音楽は楽しむためのものではなく、
教育の道具となってしまいます。西洋音楽に触れる時の敷居の高さや
格調等があがめ奉られて、本来の音楽とそれを聞く心の関係が
全く無視されて、日本での今のクラシック音楽が存在してきた。

まさに政治家の音楽や文化に対してのレベルの低さが
日本の今の音楽シーンのいびつさを招いた訳ですが、
それを様々な活動で新しい日本人と音楽との関係を
作られているのが、まさに中村紘子さんです。

「趣味や遊びは人間にとっては大事だけど、自分は音楽に
すべてを捧げている以上、それもやるべきとは思わない。
人様に聞かせる、聞いていただくものだからこぞ、
自分のすべてを捧げる意味があるわけだし、それが生きているという事。」

さりげなくい中村さんが言われたこの言葉に、
人生の意味を教えられたのは私だけではないと思います。

天才音楽家、天才ピアニストと呼ばれる中村紘子さん。
持って生まれた才能を、こんな思いで磨き続けることこそ、
本当の天才と誰からも認められる理由なんですね。
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中村紘子私に出来る事

2013/03/30
さあ今週も、ピアニスト:中村紘子さんをお迎えします。
第4回です。
早くから天才少女として名を馳せた中村紘子さん。
第7回ショパン・コンクールでは、
日本人として初の入賞とともに最年少者賞を受賞。
以降、日本を代表するピアニストとして、
また数多くの演奏会を通じて
聴くもの、見るものを魅了し続けていらっしゃいます。

近年は、広く国内外の若手ピアニストの育成や紹介に努め、
さらにはボランティア活動にも
積極的な役割を果たされていらっしゃる中村紘子さん。

この3月には音楽監督を務められる浜松国際ピアノアカデミーが、
3月8日から17日まで開催されました。コンサート・ピアニストの育成を目的にスタートして、
今年で17回目を数えるこの活動、今回は、あのチョ・ソンジン君の恩師で「韓国ピアノ界の母」
と慕われるシン・スジョン女史、アメリカ・ピアノ界で最も人望の厚いジョン・ペリー教授
(偶然ながらペリー教授と中村さんは1963年に米国ミネソタ州で行われた
フランク・マンハイマー教授のマスタークラスで一夏を過ごした、古い古い友人同士ということです。)
そして、ショパンの名手でかつボンのベートーヴェンコンクールの創立者で、
ザルツブルグモーツアルテウムの教授をされているパーヴェル・ギリロフ教授をお迎えし行われました。

この10日間の間には、ペリー教授、ギリロフ教授、中村さんによるレクチャーコンサートが行われた他、
浜松市内在住の子どもたちを対象とした無料公開レッスンなども行われました。

中村さんが最近力を入れている若い世代に向けての献身的なこの活動、まさに未来の輝く音楽の
誕生を期待できますね。
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中村紘子ピアノで伝えたい事

2013/03/23
今週も、ピアニスト:中村紘子さんをお迎えしての3回目です。

数多くの演奏会を通じて聴くもの、見るものを魅了し続けていらっしゃる中村紘子さん。
レコーディングも活発で、1968年、ソニー・レコードの専属第1号アーティストになって以来
リリースされた50点近い録音は、クラシックとしてはすべて桁外れの売れ行き。
またピアニストのみならず文筆家としても活躍されていらっしゃいます。

今回は、そんな中村紘子さんが歩んできた音楽的時代背景、
さらには文筆家としての一面も、お伺いしました。

ちょうど中村さんがニューヨークに留学していた時代。
1960年代前半は、アメリカにもビートルズ旋風が吹き荒れていました。
街のあちこちにロンドンから来た4人組のスーパースターの
写真が貼られていましたが、自らの音楽のレッスンに集中していた中村さんは、
そのビートルズの存在さえ知らず、後からそのポスターこそが
ビートルズと知って驚かれたそうです。

どんなに驚くべきテクニックや正確な演奏であっても
そこに伝えるべき心や思いがないかぎり、プロとは言えない。
ともすると、ピアノを弾くためにピアノを練習するだけになってしまうことを自分で見つめ直すために、
執筆等を通して、自分が今伝えるべき事を考えておられるということです。


さて中村紘子さんは、定期的にピアノリサイタル、コンサートを開催されていらっしゃいます。
ぜひ今日のお話も参考にしながら中村さんが奏でるピアノを体験してみてはいかがでしょうか?
また書籍も多数出版されていらっしゃいますので、詳しくは中村紘子さんのHPをご覧下さい。
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中村紘子天才ピアニストの思い

2013/03/16
さあ3月も半ばに入って、最近は春らしい暖かい日も増えてきましたよね。
東京でも記録的な早さで桜の開花宣言が出されました。

新しい、始まり季節の到来を五感で感じられる・・・そんな時期ともいえます。
そしてこういう季節だからこそピアノ、クラシックを嗜んでみる・・・というのはいかがでしょうか。

ピアニスト:中村紘子さんをお迎えしてのシリーズ、今日は第2回目です。

今朝は、そんな中村さんの天才と言われた少女期を中心に
一体どのように音楽を学ばれてきたのか?うかがってみました。


戦争で音楽を学ぶ機会を失った先人達、そして、時代の空気が
男性にピアノを学ばせなかった時代、、。
様々な時代の運命の中で「周りにうまい人がいなかった!」と
笑っておしゃっていましたが、だからこそ自分が音楽が出来る事、
ピアノを学べる事を素直に喜ぶ中村さんの純粋さが、その努力や
才能とともに、音楽を輝かせた理由だったのかもしれません。

18歳でのアメリカ、ジュリーアード音楽院への留学。
その時代だったからこそ、ロマン派の最盛期の偉人達に
直接学べたという幸運。そして、そこから音楽が人間にもたらす
もっともすばらしいものに初めて出会われたそうです。

中村さんは早熟な天才と思われてきましたが、
18歳、19歳で初めてそんな音楽の魅力に目覚めて、
実は自身では「大器晩成」を目指されたそうです。

これも意外なお話でしたね。

女性であったからこその音楽の道、時代にも恵まれたその環境、
そして継続する事の原動力になっているという
音楽への強い好奇心と溢れる愛情・・・
これぞ中村さんの天才たる所以の一端を垣間みる事が出来ましたよね。
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中村紘子少女と音楽

2013/03/09
さて今週からは、ピアニストの中村紘子さんをお迎えします。

早くから天才少女として名を馳せた中村紘子さん。
第7回ショパン・コンクールでは、
日本人として初の入賞とともに最年少者賞を受賞。
以降、日本を代表するピアニストとして、
また国内外3700回を越える演奏会を通じて
聴くもの、見るものを魅了し続けていらっしゃいます。

演奏会に加えてレコーディングも活発で、
1968年、ソニー・レコードの専属第1号アーティストになって以来
リリースされた50点近い録音は、クラシックとしては
すべて桁外れの売れ行き。2009年9月に完成された
デビュー50周年記念のボックスCDでは、
レコード芸術誌の第47回「レコード・アカデミー賞」も受賞されています。
さあ、今回は4回にわたって中村紘子さんの天才たる所以、その源、伺っていきたいと思います。

多様化する演奏会のスタイルとともに
聴衆とのコミュニケーションを大事にするその姿勢。
クラシックのコンサートというと聞き手もすこし緊張してしまいますが、
中村さんのトークでリラックスすることで、より深く音楽が心に語りかけています。

ピアニストの頂きに登りながらも、常に聞き手との繋がりを
大事にされている中村さんならではのエピソードですね、
また、中村さんのピアノ、クラシックへの愛情がひしひしと
伝わってきました。


さて中村紘子さんは、定期的にピアノリサイタル、
コンサートを開催されていらっしゃいます。
ぜひ今日のお話も参考にしながら
中村さんが奏でるピアノを体験してみてはいかがでしょうか?
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