原田マハ絵のある人生5
今週うれしいニュースが飛び込んできました。
原田さんの、美の巨人達を描いた最新短編集「ジヴェルニーの食卓」」が
直木賞にノミネートされました。発表が楽しみですね。
さて、毎週スリリングな展開で、原田さん自ら現在までのまさに波乱の人生を
語っていただきました。気がついたらニューヨークのMOMAにいた!?という
原田さん、普通では考えられない境遇を自ら切り開いてゆきます。
まさに女は度胸!という人生をそのまま実践されています。
しかし、その勇気や行動力は、結局絵やアートに対しての愛情から生まれている事、
心に響きました。
しかし、そのMOMAで絵の出会いが、そこからの原田さんの人生を
小説家へに向けて大きく舵を切る事になります。
画家がその時代の光や人の心をカンバスに閉じ込め、今にそのままの感動を
届けるように、原田さんの小説は、まさに過ぎ去った時代の光や人の心
情熱を今に蘇らせてくれます。
自分の小説を読んで、一人でも多くの人が絵を愛し、そして
美術館に足を運んで欲しい。そんな思いで原田さんは今、この時間も
絵を心に、時代と世界を飛び越えて思いを馳せらせているのではないでしょうか。