宇宙からのメッセージ
おはようございます。よろしくお願いいたします。
森山良子、上原ひろみ、三味線プレイヤーの上妻宏光
ジャンルのアーティストとの出会いでどんな刺激を受けているのか?
「同じジャンルにいるわけではないので、とにかく一緒にやればいいものができるっていう感じですかね。みなさん矢野顕子とやるのは初めてなわけですし、普段の自分では出ない部分を出してくださることが多いですね」
その中、予想だにもしなかったコラボレーションも実現している。
2020年に宇宙飛行士 野口聡一との対談による書籍「宇宙に行くことは地球を知ること」を出版。
「とても魅力的な人ですよね。えっと年齢的には私の10歳下なんですけれども、なんかお父さんみたいな。心が広いというか。なんかこう人を緊張させないですしね。あれだけの能力のある方なので、話をしてると本当に話が尽きないんですよ」
この対談がきっかけとなって生まれたのが
アルバム「君に会いたいんだ、とてもなんですね」
野口聡一との共同作品となった。
野口聡一が宇宙にいる間に作詞をし、その詞に矢野顕子が曲をつけてピアノで弾き語りをしたという。
「なんでもいいから、なんでもいいから書いて下さいってお願いしました。実際にどんなものができるかって言うのは、全然想像もできなかったですし、実際の宇宙飛行士は国際宇宙ステーションで非常に忙しいので。なので、どれだけそのために時間を割いてくださるのかもわからなかったですが、結局帰ってきたら14ページもあって、とてもビックリしました」
歌詞を受け取った矢野顕子の率直な感想は?
「本当に感無量でしたね。歌詞によっては本当にこれが聞きたかったんだな。こういう気持ちだったんだなっていうのがわかって。ちょっと、感動で心が震えるって事もありました」
こうして世界に類を見ないアルバムが誕生したのであった。