自分の好きなことを人に言えない、コソコソしてしまうということなんですけども、僕はこの“キュートアグレッション”という曲でなにを歌っているかというと、可愛いハムスターとかを口に放り込んで、めっちゃ噛み締めたくなるとか、そういう人にあまりいうべきではない願望を持っていて。
それをキュートアグレッションという言葉で言えるんですけど。
そういうね、可愛いものをぶち壊したくなるよなっていう思いがあるんですよ。
これ僕の好きなことなんですよ。実際にはやらないですけどね。
で、こういうことを音楽に乗せると不思議と堂々と開き直って言えるっていうのがありまして。

コソコソするべきっていうのも凄くわかるんですよ。
だから、これを他者に伝えるっていうのは、ある種の開き直りが必要っていうか。
むしろ「これを好きな自分が、なんてアウトローでかっこいいんだろう」みたいな、誇りにしてしまうっていうのはひとつありますよね。
誇りにしてプライドを持って開き直るっていうのは、実はいいんじゃないかと思っていて実行しています。
その結果が“キュートアグレッション”という曲になりましたので聴いてください。

朝まったく起きれない、いつも寝坊する、めっちゃ夜型。
これ本当にね俺がそのまんま。
僕はですね、朝起きる時、そういう時に無理やり体を起こすためにテンション上がる曲をかけるっていうのはよくやるんですが。
僕の曲の中でいうとやっぱり“聖者の行進”っていう曲はですね、オープニング感あるというか、幕開け感があるかなって思うんですよ。

ズシズシ歩きたいな〜って思わせられる曲にしたいなっていって作った曲なので、この曲を聴いて、「よし！学校！」だの「仕事場！」だのわからないけれども、そこに向かってズシンズシンと歩いて行こうという気持ちにさせてくれるんじゃないかなと信じておりますので。
聖者の行進を聴いてください。

何に向かって努力すればいいかわかりません。って言ってるんですけど、じゃあ何かに向かって努力をしたいっていう思いは多分あるわけですよね。
その思いがなかったら多分こういう悩みには繋がらないから。
つまり、憧れる対象が例えば野球選手になりたい、ミュージシャンになりたいとかそういうのがなくても、そのなにかに憧れている人、例えば野球選手になりたいってことを堂々と言ってる人はかっこいいなとか。
そういう思いはあるわけでしょ？
俺はそこに向けてこの曲を歌いたいわけでございますよ。憧れのままにという曲を。

誰しもが具体的にこうなりたいとか、こういう人間になりたいとか、こういう風に生きていきたいなんて思っているわけではなくて、誰も漠然と憧れっていうものに憧れているというか。
恋に恋をするというような感じで、憧れに憧れていると思うんですよ。僕もそうでした。
なので、その思いをまずは大事にしてほしいなとこの曲では歌っていて。
だからまあこの悩みに関しては、具体的にこの人何かに憧れていてキラキラしてていいな〜！
っていう人を見つけてそいつと仲良くなるのがいいんじゃないかな。
そいつに憧れていればあなたの憧れはいつか達成されるでしょう。
ということで、これは裏技です。

東京に上京してきました、そして新しい不慣れな生活っていうことなんですけど、『旅にでも出よっか』っていうのは、いろんな日常を離れることをテーマにしている歌なんですよ。
だからこう、それを旅って言ってるんですけど、例えば上京してきた時も、自分の体の中に残ってる日常って多分北海道にいた時の日常じゃないですか。
そこから離れた状態がずっと続いていてふわふわしていると思うんで、この曲がその時の心情に今カッチリハマってくれるんじゃないかな？っていう風に思っております。

お散歩とかって心のリフレッシュって言いますけど、それもやっぱり日常を少し離れる行為だと思ってて。
それがその心に対して及ぼす影響ってデカいな〜って僕は常々思っているからこそ、この曲を書きました。
っていうことを思いながらちょっと聴いてみてほしいです。

同じクラスに好きな人がいるが話しかけることができません。
踏み出すことのできる曲っていうことなんですけど、タナトフォビアという曲はですね、「人はいずれ死ぬぞ」という平たく言うとそういう曲なんですが、我々に残された時間が全然ないんだぞっていうことですね。
そういうことを歌っている曲で、だから死ぬことを恐れるとそれがその分生きる活力になるんじゃないの？
っていうことを僕は言いたかった曲なんです。

だから顔のない亡霊さんには、話しかけていられないその時間の間、誰かに取られるかもしれないし、もう明日にはどっちかが死んじまうかもしれないし、明日にはどっちかが引っ越しちゃうかもしれないし。
なにが起こるかわからないといことですね。
ということで、善は急げ！という話でございます。