「3ヵ月後の午前0時、この地球は破滅するということが学会で正式に判明いたしました」
今から3ヶ月前、何の前触れもなくニュースが流れた。
世界が終わる夜。引きこもりのオタク少年・カオルは、いつものようにパソコンで結末を前に作者が失踪した『空を駆ける』について語っていた。
「ラストシーンがどうとかさ、気になるくらいなら自分で確かめれば?」
「作者の元へ一日以内に行きクライマックスを問い詰めるか、そこでそのまま死ぬかだ。」
責められたカオルは、数ヶ月ぶりに部屋の扉をあける。それは、世界の終わりへと続く扉だった…。
引きこもりのオタク少年が、愛する漫画の最終話を追いかけて、世界が終わる夜を駆け抜ける!!
最後の夜に出会った、オカマの編集者に、謎の美少女…。
現実と、マンガの世界が今、交差する!!
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