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Nellが最後のMCで「ストレイテナーでもHAVE FUN!」とちょっとしたお土産を残してくれたお陰で(笑)15分の転換が長く感じられるそわそわした会場内、誰もがお待ちかねの様子だ。
そう、次のアーティストは
「STRAIGHTENER」
既に「Tizzy Bac」「Nell」と圧巻のステージを見せつけられたオーディエンスだが、音楽に限っては疲れを知らないROCK LOVERS!
登場と共に盛大な歓声で迎えられたストレイテナーのアクトは、アジカン後藤からのリクエストだったという「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」からスタートした。
続く「ネクサス」では、疾走感あふれるサウンドでオーディエンスとの距離を一気に縮めていく。
今日この場にいる全ての人々は、偶然居合わせただけの他人じゃない、そう言いたげだ。
MCでホリエアツシが一言
「僕は喋りが苦手なので・・・メッセージは全て曲と歌詞に詰まっています」
ホリエらしい、ストレイテナーらしいメッセージの後に演奏された「Man-like Creatures」。
"全てをここで吐き出してしまえ"
と歌い、オーディエンスの感情を揺さぶるままに「KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]」「From Noon Till Dawn」へ。前半5曲でフロアはダンスホールと化した。
笑いを誘うシニカルなMCを挟んで、「渾身のバラードです」と歌い始めたのは「シンクロ」。
すっと心の中に入ってくるヴォーカル、ホリエアツシの甘く切ない歌声と、 "OJ" こと、ギター大山純の感情豊かなギターのフレーズが美しく響き合う。そして「A LONG WAY TO NOWHERE」では、情緒的で壮大なストレイテナーのもう一つの側面へと移り変わってゆく。
会場を激しく揺さぶったかと思えば、メロディックに心に深く入り込んでいくストレイテナーという音楽の懐の深さを感じずにはいられない。
うっとりと聞き入っていたのもつかの間、"ひなっち" こと日向秀和の存在感のあるベースラインが印象的な「シンデレラ・ソング」「TRAVELING GARGOYLE」でオーディエンスの熱を最高潮に持っていったまま、ラストの「Melodic Storm」へ。イントロのギターフレーズで会場中に大きな拍手とどよめきが沸き上がり、オーディエンス熱唱の中、会場が一体となった。
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EARTH×HEART LIVE 2014 -STRAIGHTENER -