EARTH×HEART LIVE 活動趣旨 音楽の力で国境を越え、世界へメッセージを発信
1990年、TOKYO FMは行動理念を「世界の若者たちの感動と共感のネットワーク作り」と定めました。
その具体的なステーション・キャンペーンとして「アース・コンシャス~地球を愛し、感じる心」を提唱、まだ環境問題が大きな社会的問題となる以前から、若者リスナーに向けてこの問題を提起し、放送を核としてイベント、全国のクリーンキャンペーンンなど立体的な企画展開をJFN全国38のネットワーク系列局とともに発信しました。
そのシンボルとしてのスペシャル・コンサートが1990年以来毎年4月22日アースデーに開催してきた「アースデーコンサート」です。第一回目は「We Love Music. We Love the Earth.」のタイトルで、日本を代表するJAZZミュージシャン渡辺貞夫と彼をリスペクトする世界的なミュージシャンが一堂に日本武道館に会したコンサートを実施、その模様を世界22カ国538のFM局へ発信。このコンサートには当時の海部首相、G.ブッシュ米国大統領からもメッセージが寄せられました。「エコノミックアニマル」と世界から思われていた日本から環境問題が提起されたことへの反響は高く、世界から5,000通に上る共感の声を頂きました。
「人間が自然に対して、地球に対して、また命に対して罪を犯すことを許してはなりません。
ともに歌うこと、それは、魂を目覚めさせる、まず第一歩だと感じました。」
「地球環境のことをどれだけ真剣に考えているのかは、結局、私達が自分自身のことをどれだけ真剣に考えているかということに他ならない」など、各国の若者たちもアースコンシャスの訴えに、響いてくれました。
以来、私たちは、アースコンシャスの哲学を世界の若者たちに発信し、共感のネットワークを広げてきました。
2011年東日本大震災“いのち”と“環境”について我々の意識・価値観は大きく変わりました。
電力の問題が浮上し、地球上の限られた資源、エネルギーを「分かち合い」、「持続可能な生活のあり方」に取り組んでいくライフスタイルへの見直しが行われはじめました。
食物の問題、子供達への影響、海洋汚染や、大気汚染による国外への危惧等、従来では想像しなかったフィールドに及ぶまで、意識と価値観の変革を余儀なくされています。社会の激動はわたしたちに新しい生き方、考え方を模索することを突きつけています。
2012年からはアースコンシャスの哲学に当社のもう一つのステーションキャンペーン「ヒューマン・コンシャス~生命(いのち)を愛し、つながる心」の理念を融合させ、「EARTH×HEART」との新しいタイトルで、キャンペーンを継続しています。尊い“いのち”と“環境”を愛し、国境を越えて共感でつながる為に、あらためて「地球人の新しい生き方」を見つめ直します。
EARTH & HUMAN CONSCIOUS 未来へつなぐ“いのち”と“環境”
500万年受け継がれてきた“いのちのリレー”。
その“いのち”と、それを包み込む“環境”のバトンを未来へつなぐ為に、TOKYO FM/JFNはEARTH&HUMAN CONSCIOUSの理念に基づき、「いのち」と「環境」の双方をテーマに「EARTH×HEART」をキーワードにしたプロジェクトを展開します。
自然の循環の中にある私達の“いのち”
私達人間の“いのち”は自然環境の循環が無ければ成り立ちません。未来へつなぐ“いのち”を見つめる時、この自然環境の循環はそれぞれを切り離して考えることのできない宝です。
TOKYO FM及びJAPAN FM NETWORKが活かせるのは、地域に密着した情報発信、リスナーの顔が見える交流を行うイベント、「言葉」と「音楽の力」、そしてこれまでの活動の知見です。
EARTH & HUMAN CONSCIOUS活動は、この全てを活用して、森や水など「自然環境の循環」、そして「いのち」を未来へつなぐ活動に取り組みます。
「Greenasia」地球を緑の星へ。始まりの場所は、GREENASIA。アジアの森から始まる、未来を考える。環境問題は全ての人が共に意識し、解決すべき問題であることを広く発信しなければなりません。都市化に伴う環境問題、そして多くの自然災害に直面するアジアから、国境を越えることのできる音楽に乗せ、環境問題を手を取り合って考える必要性を世界へ発信、共感の輪を拡げます。世界中を動き続ける水や空気と、その循環を支える、動かない森。2014年のEARTH×HEART LIVEは、一人一人の力であるべき姿を取り戻すことができる「森=GREEN」に焦点を当てます。アジアの森=GREENASIAをテーマに掲げ、アジアを代表するアーティスト達が国境を越えて競演を果たします。