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いよいよ最終回まで残りあと2回!今回は、番組の中で最も多く取り上げた文豪・川端康成の作品を味わいました。選んだのは『禽獣』・・・難解でしたねぇ。しかしよくよく考えてみるとこの番組、最初に扱った川端作品も『片腕』というわかりやすいものではなかったので、ラス前も実に我が番組らしい選択っ!と、小川さんと悦に入っております(笑)。さてこの約16年で小川さんと川端の仲はぐぐっと深まり、「媚がなく、肝の座った、堂々とした人」「自分の文学が周りに理解されなくても平気」「締め切りギリギリに提出したのには、直されたくないという気持ちがあったのでは」などなど、小川さんの川端に関する考察がとても面白く、伺えるのがとても刺激的でした。一人の作家の作品を有名無名問わず色々と読んでいく楽しさも、小川さんから教えてもらった大切なことの一つです。 
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2023年03月12日
シェイクスピア『ヴェニスの商人』
2023年03月05日
ラウラ・今井・メッシーナ『天国への電話』
2023年02月26日
スチュアート・ダイベック『荒廃地域』
2023年02月19日
なかがわりえこ、おおむらゆりこ『そらいろのたね』

アーカイブ
情熱の舞姫(アマポーラ)/小林千代子
踊り子となったかつての恋人千花子の舞踊会に通う主人公。野蛮な頽廃に魅かれますが・・・。昭和8年、川端康成が34歳の時に発表した小説なので、戦前のヒット曲から選びました。
鳥は星形の庭に降りる/武満徹作曲、小澤征爾指揮、ボストン交響楽団
武満徹は、「古都」や「伊豆の踊子」の映画音楽を担当した川端康成と縁のある作曲家。BGMでお送りしました。「脚をやけどした菊戴(キクイタダキ)の死骸を見つめる空洞のような主人公の目が思い浮かぶ曲」と小川さん。
 
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