いよいよ最終回まで残りあと2回!今回は、番組の中で最も多く取り上げた文豪・川端康成の作品を味わいました。選んだのは『禽獣』・・・難解でしたねぇ。しかしよくよく考えてみるとこの番組、最初に扱った川端作品も『片腕』というわかりやすいものではなかったので、ラス前も実に我が番組らしい選択っ!と、小川さんと悦に入っております(笑)。さてこの約16年で小川さんと川端の仲はぐぐっと深まり、「媚がなく、肝の座った、堂々とした人」「自分の文学が周りに理解されなくても平気」「締め切りギリギリに提出したのには、直されたくないという気持ちがあったのでは」などなど、小川さんの川端に関する考察がとても面白く、伺えるのがとても刺激的でした。一人の作家の作品を有名無名問わず色々と読んでいく楽しさも、小川さんから教えてもらった大切なことの一つです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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