行ったこともないシカゴ。生きたこともない時代のストーリーなのに、まるで隣町の話を読んでいるかのような身近さが感じられる作品でした。もちろんダイベックも素晴らしいのですが、私たちにこの空気感を伝えてくれる柴田元幸さんの翻訳力たるや!偉大な文学作品を雰囲気そのままに訳して下さる柴田さんのような翻訳家の方々なくしては、この番組もまたなり立ちません。さて先程、番組が3月で15年9か月の歴史にピリオドを打つという話をさせていただきました。放送は残り1か月。珠玉の文学遺産をまだまだ味わい尽くしますので、小川洋子さん主催のラジオ読書会、ラストまでどうぞおつきあいくださいね。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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