掌編小説と言っても122編も集まるとかなり分厚い1冊に!というわけでまだまだ深読みしたく、番組2回目の登場となりました。川端の没後50年にあわせて出版された新装版では、作品解説を担当された小川さん。来る日も来る日も『掌の小説』と向き合い、ご本人曰く“川端責め”な日々。もぅ川端、そして『掌の小説』的世界が夢に出てきそうなくらい作品を読みこんだそうです。さて名作『伊豆の踊り子』の原型のような作品あり、“手”が印象的な作品あり、川端が好んで登場させるヒト、モノ、コトに溢れているこの作品群。「1人の作家の作品にこだわって読書すると、作家の趣向、性癖、色々見えてきますよ…」と小川さんは澄んだ目で笑った。(と、川端風に〆てみた)
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