定期的に番組でとりあげている須賀敦子さんのエッセイ。もはや旦那様のペッピーノさんやマンマなお姑さん、地元の仲間たちなど「お久しぶりです」と言いたくなるようなお馴染みの存在になってきました。今回は「ユーゴスラヴィアの内部に、細い舌のように食い込んだ盲腸のようなイタリア領土の、そのまた先端にあるトリエステ」を旅したエッセイから始まりますが、サバの詩を読んだことがなくてもトリエステへの旅心を大いにくすぐられます。しかし今はコロナ禍。仕方がないので、須賀さんの筆を頼りにGoogle mapで街歩きをしてみたのですが、サン・ニコロー街、サバ書店、旧ラザレット街などまだまだその魅力は健在で、ますます須賀さんを真似してこの町をくまなく歩いてみたくなりました。コロナが一刻も早く収束して、自由に旅できる世の中が戻ってきますように!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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