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明治・大正・昭和の文壇のキーマンの俳句は、実に爽やかで温かく、そのまま見たままを読んでいるのに実に味わい深いものばかり。「ちょっと気難しい感じのする芭蕉、枯れた感じが味わい深い一茶とはまた違う虚子、とても良かったです!」と小川さんも絶賛でした。私は「狐の顔付き襟巻き」と「腹の底まで見えそうな初笑い」「贈答品が酒じゃなく酒粕」の3句をお気に入りとして挙げましたが、どれも面白さが映像になってしっかり頭の中に浮かぶのが魅力でした。こういう楽しい句を作る人ゆえ、仲間が集まってきて長きに渡り『ホトトギス』のような俳誌を作り続けられたのでしょうか。時代も近いゆえ親しみ深い句も多いので、初心者にもおすすめです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2022年02月13日
井伏鱒二『朽助のいる谷間』
2022年02月06日
宮部みゆき『火車』第二週
2022年01月30日
宮部みゆき『火車』第一週
2022年01月23日
ウーリー・オルレブ『走れ、走って逃げろ』

アーカイブ
早春賦/NHK東京放送児童合唱団
「鎌倉を驚かしたる余寒あり(P26)」という句から、♪春は名のみの風の寒さや・・ではじまり、2番には♪今日も昨日も雪の空♪という歌詞のこの曲を。
/石丸幹二&つのだたかし
「春風や闘志いだきて丘に立つ(P23)」「これよりは恋や事業や水温む(P27)」卒業や新しい季節に希望がわいてくる句なので、武満徹のこの曲を選びました。
 
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