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たどり着きましたか?小川さんの言う「さらなる物語がはじまる結末」に・・・。とてつもなく壮絶な話。最後まで読めば「こういうことだったのね」と納得はするものの、なにせ犯人本人談がひとつもないので、その心情は登場人物たちと一緒に読者も推察するしかないんですね。長編なのに「もっと!もっと!!」読みたくなるという不思議で極上のミステリーでした。そして物語のキーマンにはダメ男も登場しました。犯人が結婚を考えた2人の男性は、揃いも揃ってトラブルに巻き込まれると途端に冷たく突き放すダメおぼっちゃまくん。あまりに過酷な人生を歩んできたゆえ、恵まれたエリート男性を求めてしまう犯人、可哀相で悲しい印象が残りました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2022年01月30日
宮部みゆき『火車』第一週
2022年01月23日
ウーリー・オルレブ『走れ、走って逃げろ』
2022年01月16日
『てぶくろ』
2022年01月09日
織田作之助『馬地獄』

アーカイブ
HAVE YOU SEEN HER/MC.ハマー
M.C.ハマーは、1990年代はじめに活躍、小説の中にも名前が出てきます。一世を風靡しましたが、のちに自己破産も経験しています。「彼女を見かけなかった?」というタイトルのシャイライツのカバー。
HOME LOAN BLUES/Simply Red
新城喬子の家族は、マイ・ホームのローンから追い詰められていったことから選びました。
MAYBE TOMMOROW/レベッカ
♪ひとりぼっちで歩き始めたからもうふり返ることはできないね♪というバラード。新城喬子は「過酷なほどひとりぼっち」でした。
 
今まで紹介した作品
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