これまで色々なアンソロジーを読んできましたが、「教科書に載った泣ける名作」というくくりの作品集があるとは!今回の『かわいそうなぞう』はもちろんですが、他の作品も号泣モノの名作ばかり・・・この企画、考えられた方すごいです。さて『かわいそうなぞう』は私も小学校の国語の教科書で読みました。低学年だったので、大人が読んで受ける衝撃とはまた違いましたが、「ぞうさんかわいそうだな」「せんそうってこわいな」など、「なんだか私を悲しくさせる話」として自分の中で分類した記憶が残っています。「しっかり理解できなくても、その体験が大事なんです」と小川さん。時に大人がちょっと躊躇するような衝撃作も、子どもにとっては大切な読書経験になるのだなと、身を持って実感しました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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