「装丁」や「絵」を愛でるのは読書の楽しみの一つ。思いがけず可愛い挿絵やかっこいいデザインの表紙に出会うと、さらに喜びが広がりますよね。この作品の絵はとにかく強烈な個性を放っていて、一度見たら忘れられない存在。性別も年齢も不詳、目を中心として眼力ならぬ顔力がとにかく凄いんです!小川さんは中でも衝撃的な「脇毛」のページについて語っていましたが、よくよくみるとそれを水の中からじっと見つめている男性?女性?もいて謎は深まるばかり・・・。しかもこの絵、作品に合わせて描かれたものじゃないと言うんですから驚きです。同時代、同じエリアで育ったクリエイターという共通点があるとはいえ、こんなシンクロあるんでしょうか。なんともミステリアスな1冊!
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