イギリス湖水地方の美しい自然を、魅力的に賛美した詩が沢山掲載されているんだろうなぁと思い込んで読み始めたのですが、そこには華やかな観光案内には決して載らない、湖水地方の影の部分が・・・。現地に暮らす人たちに迫る容赦ない現実や哀しみなどが延々と綴られていて、最初はその迫力にかなり戸惑ってしまいました。しかしワーズワスの波乱に満ちた人生を知って読むと、さらに深い味わいが。ちなみに小川さんは、海外で今一番行ってみたい場所が湖水地方だそう。理由は「私に合いそうだから」。確かに豊かな自然、自然に育まれる想像の時間、ピーターラビット的チャーミングさ、そしてアンティークショップ・・・小川さんにしっくりきまくりかも!
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