なんて素敵な恋愛小説!他人にはわからない2人だけのしっくり感を共有して、ゆっくりゆったり恋に落ちていったセンセイとツキコさん。一杯飲み屋とかキノコ狩とか汽車土瓶とか電池とか、2人が楽しむモノは華やかではなく地味な印象なのですが、かえってそんなところも憧れてしまいます。しかし2人のほのぼのとしたやりとりがずーっと続くように思われた中のラスト。突然の結末には心がついていかず、思わず涙がこぼれました。これ思い出話だったのか・・・いや待てよ、センセイは本当に存在していたの?もしかして一杯飲み屋だけが現実でツキコさんずっと酔っ払っていたのかも?!読み終わったあともあれこれ考えてしまいます。ツキコさん、センセイの鞄の中に入ったかな。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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