メッセージ
today's topic

なんて素敵な恋愛小説!他人にはわからない2人だけのしっくり感を共有して、ゆっくりゆったり恋に落ちていったセンセイとツキコさん。一杯飲み屋とかキノコ狩とか汽車土瓶とか電池とか、2人が楽しむモノは華やかではなく地味な印象なのですが、かえってそんなところも憧れてしまいます。しかし2人のほのぼのとしたやりとりがずーっと続くように思われた中のラスト。突然の結末には心がついていかず、思わず涙がこぼれました。これ思い出話だったのか・・・いや待てよ、センセイは本当に存在していたの?もしかして一杯飲み屋だけが現実でツキコさんずっと酔っ払っていたのかも?!読み終わったあともあれこれ考えてしまいます。ツキコさん、センセイの鞄の中に入ったかな。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2021年03月07日
柳美里『JR上野駅公園口』
2021年02月28日
『斎藤茂吉歌集』
2021年02月21日
H.A.レイ『ひとまねこざるときいろいぼうし』
2021年02月14日
トルーマン・カポーティ『冷血』第二週

アーカイブ
優しい雨/小泉今日子
2003年この小説はテレビドラマになりました。ツキコさんを演じた小泉今日子さんの曲です。
Distance/Juju
「センセイとツキコさん、2人は独自の距離感を保ちながら愛を育てました」と小川さん。
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。