衝撃の「菓子折ぶん投げ事件」からスタートする放浪記第二部。小川さんはこのシーンが大好きだそうですが、私はそのあと頼りにならない男に放った言葉「そんな目先きだけの優しさなんてよして下さい」。なんだか今時のドラマにもでてきそうな台詞じゃありませんか。恋愛相談したらさぞかしスパッと気持ちよく斬ってくれそうな芙美子姉さんであります。さてこの番組で5年前、成功したあと芙美子がこだわりを持って建てた邸宅(林芙美子記念館)にお邪魔したのですが、豪華な家を建てられる人気作家となる登り坂の変化期については放浪記に記されていません。「作家として認められたのが嬉しくて、命を削って執筆して…あっという間に燃え尽きてしまったんでしょうねぇ」。47歳という若さで亡くなった芙美子について、小川さん、とても残念そうに語っていました。
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