最近このサイトを通じて「藤丸さん、子育て楽しんで!頑張って!!」という温かいメッセージを度々いただくことがあり、感謝の気持ちでいっぱいです。ところで子どもといえば、『吾輩は猫である』の主人公・吾輩は人間の子どもみたいだなと思ったのですがいかがでしょう。驚くほど大人のことをよく見ていて、危険をかえりみず無鉄砲をやらかし、時に大人をハッとするほど冷ややかな目で見ている・・・。吾輩と、言葉を獲得する前の小さな子ども、重なりませんか?小川さんも指摘されていましたが漱石の子どもに向ける視線は温かでそれが娘たちへの描写にも現れているのですが、それは吾輩の扱いも同じ。実際に猫を飼っていた漱石。夏目家の猫は末っ子的役割で、さぞかし大事にされていたのではないでしょうか。
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