貧しさを書かせたら日本一!の樋口一葉。『大つごもり』も年越しの辛さを切なく描いた文学に違いない・・・と読み始めたのですが、あらびっくり!確かにそういうストーリィではあるものの、主人公・お峰はどんでん返しで苦境から大脱出!ラストはO.ヘンリー的に丸く収まってめでたしめでたしでした。それどころか、ここからお峰と石之助のロマンスも始まりそうな勢い!?ねぇ小川さん。「いやいや、石之助は確かにお峰の2円のことを知っていたでしょうが、『俺が残り全部いただいちゃうことでお峰も助かるし、あ〜俺いい事したワ』と、親のお金を盗む免罪符ぐらいにしか思っていないんじゃないですか?」。大団円大好き藤丸に対して、小川さんは「石之助ダメ男説」でした・・・。はてさてあなたは?
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