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今月は「先妻&後妻文学」の強化月間?!この作品も先週までの『レベッカ』と同じく今の妻VS前の妻の戦いが繰り広げられるお話ではありますが、雰囲気は軽快で明るかったですね。あのずしりと重い作品『春琴抄』を書き終えた直後に、このポップなお話を執筆したというんですから、谷崎先生、作品の幅が広すぎます!「それにしても谷崎という人は、小鯵の二杯酢の作り方とか、猫のトイレの始末とか、日常の細々したことを実によく見ていますね。男と女のことだけ見ている作家じゃないのです」と小川さん。そこがまた文学遺産を数々生み出す凄さなのでしょう。ただし、あの大きな目で毎日じっと見られていたら、家事をする手も止まっちゃいそうですが!

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2017年2月12日
デュ・モーリア
『レベッカ(下)』

2017年2月5日
デュ・モーリア
『レベッカ(上)』

2017年1月29日
キルメン・ウリベ
『ムシェ
小さな英雄の物語』

2017年1月22日
森敦『月山』

アーカイブ
/aiko
猫の描写がまるで女性のような、そして関西弁が魅力的な小説なので、関西出身のシンガーソングライターで1曲。雨に濡れた猫、猫の匂いの歌詞もでてきます。
ぼくの目は猫の目/忌野清志郎
この曲から、小川さんは初めてのお産をするリリーとそれを応援する庄造のシーンを紹介してくださいました。
マイ・ハート・オールウェイズ・ビロング・トゥ・ユー/チャック・ベリー
猫のリリーから離れられないダメ男・庄造に・・。
 
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