雪深い山の寺に来て→一冬過ごして→友達が迎えに来たから帰った。あらすじを説明すると「...で?」と激しくツッコミたくなってしまう『月山』。私も「オチはどこなんだろうか?」「芥川賞を受賞した理由は何?」「良さがわからないなんてやはり私は頭が悪いです。(そして思考停止)」といういつものパターンに陥りました。しかし小川さんの言葉にハッ!「今は文学を読んでも『100パーセント私がわかるように説明して』という読者が多くて、わからないとイライラする人も。でも日常生活でも人間関係でも、私達の周りはわからないことだらけですよね。わからないことをそのまま受け入れるのが文学を楽しむコツ。訳がわからなくても感動できるのなんて、芸術だけですからね。」う〜ん、今日も目から鱗がだだ落ちです。
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