メッセージ
today's topic

雪深い山の寺に来て→一冬過ごして→友達が迎えに来たから帰った。あらすじを説明すると「...で?」と激しくツッコミたくなってしまう『月山』。私も「オチはどこなんだろうか?」「芥川賞を受賞した理由は何?」「良さがわからないなんてやはり私は頭が悪いです。(そして思考停止)」といういつものパターンに陥りました。しかし小川さんの言葉にハッ!「今は文学を読んでも『100パーセント私がわかるように説明して』という読者が多くて、わからないとイライラする人も。でも日常生活でも人間関係でも、私達の周りはわからないことだらけですよね。わからないことをそのまま受け入れるのが文学を楽しむコツ。訳がわからなくても感動できるのなんて、芸術だけですからね。」う〜ん、今日も目から鱗がだだ落ちです。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2017年1月15日
佐野洋子
『私の猫たち
許してほしい』

2017年1月8日
ミッチ・アルボム
『モリー先生との
火曜日』

2017年1月1日
大岡信
『折々のうた
春夏秋冬 〜冬』

2016年12月25日
『2016年
マイ・ベストブック』

アーカイブ
G線上のアリア/MJQ
新井満さんが広告代理店の社員だったころ「月山」を読んで、「行間から聞こえてくる」と思った曲。そのレコードを持って森さんの家をたずね、いっしょに何度も聴いたそうです。
組曲「月山」から「月の山」/新井満
新井さんは森さんにCM出演を依頼したことから親しくなり、「月山」の文章をそのまま歌詞にした組曲「月山」でデビューすることになりました。新井満さんの著書「月に還った人」にお二人の思い出がつづられています。
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。