「こんなに心の内をさらけ出してしまって大丈夫ですか?」というのが最初の感想。佐野洋子さんの切れ味鋭いエッセイは、“赤裸々”なんていう表現では生ぬるい、自分でもなかったことにしたいような黒い感情までさらけ出しています。小川さんはこの作品について「話のキッカケや思い出し方、その後の展開も全てが独特で予想がつかない」と評されていました。ところで小川さん、つい先日ご自宅の敷地内で、親猫が4〜5匹の子猫を産んでほやほやのシーンに遭遇したそう。それは縁起がいいですね!「何かしてあげようかなとちょっと近づいたんですが、目にもとまらぬ速さで四方八方に飛んで逃げちゃったんです」あれじゃとても保護できませんね、とちょっと残念そう。この滅多にない経験がまた新たな小川作品を生み出すかも?!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |