「語り手に“月”を選ぶというこのセンス!・・・アンデルセンは天才ですね」と絶賛の小川さん。イタリア、フランス、インドなど様々な国を毎晩訪れ、どんな狭い場所にも滑り入り、可愛い子にはそっとキスをすることもできる月。叙情的な物語の雰囲気にも合っているし、世界中誰もが知っている馴染み深い存在ですから親近感も湧きやすい。物語の語り手としてはこれ以上ない位うってつけです。「話の収拾がつかなくなったら、雲が出てきて月を隠しちゃえば終わりますしね」と私が夢のないことを言ったら、さすがに小川さんも苦笑いしてらっしゃいましたが。
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