定形に縛られない「自由律俳句」だけに、今回は自由に俳句を味わってみました。たとえば「へそが汗ためてゐる」という句。私は「誰でもその状況が頭に浮かぶ実に共感を呼ぶ表現!」と感動し、小川さんは「山頭火はおへそが引っ込んでいたんですね」と発見し、そして某番組スタッフは「へそが“汁”ためてゐる、だと思っていました!」とアレンジし・・・。その句が何を詠んだものなのか読み解くだけでなく、その句をきっかけに自分や一緒に味わった人の発想を面白がれるのも、山頭火の句の魅力かもしれません。それにしても“汗”と“汁”を入れ替えてみると・・・横線一本の違いですが、これまた意味深な句になりますね!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |