敬老の日に因んで老人たちが出てくる物語を・・・と選んだ『大鏡』。しかししかし私たちの予想を遥かに超えるスーパーウルトラ老人たちが登場しました。(190歳と180歳の語り部が進行する物語なんて他にあるでしょうか!)古典を読むと毎回「1000年前の人間も、私たちと思うこと、感じることって変わらないんですね」としみじみしてしまう小川さんと私ですが、大鏡にも野心や嫉妬心、家族を思う心など私たち現代人と共通する感情がいっぱい。特にシリアスな場で唐突にオナラを聞かされた左大臣が、笑いこけて仕事にならなかったというエピソードには、平安の世も、現代も、左大臣も、小学生も、笑いのポイントって一緒なのねと、ある意味感動すら覚えました。
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