金沢について小川さんは“品のある知的な街”という印象をお持ちだとか。金沢市主催の泉鏡花文学賞を受賞された時、お祝いにと地元の高校生が素敵な合唱をプレゼントしてくれたり、受賞式翌日兼六園を見学していたら、すれ違う多くの人たちから「おめでとうございます!」とお祝いの言葉を掛けられたりして、「金沢は文学や文化が生活に根付いている場所」ととても感動したのだそうです。そんな金沢を舞台にしたこの作品は、具体的な地名やスポット名は出てくるものの、掴みどころのない摩訶不思議な話でしたね。ただしインテリア、食事、掃除、風呂、さらに交友関係までお世話してくれる骨董屋さん付きの家の魅力はよぉくわかりました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |