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地方から東京へ出てきたばかりの素朴な三四郎が、ヒロインに翻弄されまくる様子が不憫すぎて、ついつい美禰子に辛辣になってしまいました。色々な読み方ができる作品ですが、(1)美禰子は三四郎を好きだった (2)美禰子は野々宮が好きで、あてつけで三四郎と仲良くした (3)美禰子は周りの男性陣に気を持たせて遊んでいただけ。以上の(1)〜(3)、あなたはどれだと思いますか?小川さんは(2)、私は(3)なのですが、番組スタッフの見解もそれぞれ違い、どれもなるほどと思うものばかり。『三四郎』を読んで女子会でもしたら相当盛り上がりそうです。それにしても100年後に生きる私達をも色んな意味で興奮させる夏目漱石、やっぱりすごい!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2015年4月19日
オトフリート・
プロイスラー
『大どろぼう
ホッツェンプロッツ』

2015年4月12日
ガルシア・マルケス
『エレンディラ』

2015年4月5日
高樹のぶ子
『光抱く友よ』

2015年3月29日
フェーリクス・ザルテン
『バンビ
森の、ある一生の物語』

アーカイブ
東京衝撃/怒髪天
♪トーキョー・ショック、ビックリ、ドッキリ、刺激的!衝撃のワンダーランド!♪と歌っています。三四郎が東京で驚いたものはたくさんありましたが、小川さんも上京したときは同じ感覚だったそうです。
一中節「吉原八景」/都一まり
画家の原口さんが「やっぱり一中節を稽古している。」と広田先生と話すシーンがあります。漱石のお父さんも若い頃一中節を習っていました。
青空、ひとりきり/井上陽水
「三四郎の心持のうちに薄雲の様な淋しさが一面に広がって来た。この孤独の感じは今始めて起こった。」自分がなにをしたいのかまだわからない、美禰子とは雲をめぐって謎めいた会話ばかりの三四郎でした。
 
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