3年前、小川さんと私をうっとりさせた『忍ぶ川』。著者の写真がこれまたハンサムで、あれからすっかり「素敵な文豪」として心に刻まれている三浦哲郎さん(現に文壇三大美男の一人だそう)ですが、今回の作品は『忍ぶ川』とまったく趣が違う、 しかし尚一層三浦ファンになってしまう素敵な物語でした。含蓄あるペドロの言葉一つ一つも印象深かったのですが、衝撃的だったのはユタとペドロたちが時の鐘の音の輪につかまって、一瞬にして長距離移動するシーン。風を切って空中を飛んでいく描写がなんとも気持ちよさそうで、ドラえもんのタケコプター以来の羨望!いい年なのに本気で憧れてしまいました。
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