「こんな男の子と10代後半にお付き合いしたかった!」というのが読後の第一声。自分のことを優等生でつまらない男と分析しながら、実は素直でスマートで、女性にどこまでも優しい薫くん。こんな子とお付き合いできたら、さぞかし幸せだろうなぁと憧れてしまいます。しかしそこに立ちはだかるのは、薫くんの幼馴染であり現ガールフレンドの由美ちゃん。薫くんの言動にイラッとさせられた時「今の気持ちをお伝えすれば、舌をかんで死んじゃいたいわ」という名言をさらりと吐く女子度の高さには、アラフォーの私も舌を巻きました。この可愛さ! この小悪魔的魅力!! 10代の私にちょっとでもその要素があったなら今頃・・・(遠い目)。いろんな意味で憧れが詰まった1冊です。
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