あけましておめでとうございます。今年も魅力的な文学遺産をどんどんご紹介していきますので、引き続きよろしくお願いします。さて新年一発目の今回は良寛の人生を、彼の歌と共にたどりました。有名なお寺の住職でもなく、歴史上の事件に関わったわけでもないのに、私達日本人に「良寛さん」と親しまれている人。考えてみれば不思議な存在です。しかしある時は保父さん、ある時は介護士、ある時はカウンセラーという役目を一手に引き受け、庶民に寄り添って生きたその生涯を知れば知るほど、200年経った今も愛されている理由がよくわかりました。現代に生きる私達にもわかるやさしい言葉で綴られた歌からも、良寛さんの優しさが伝わってきます。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |