「小人国の住民にはりつけ(?)にされているガリヴァーの図」の印象が強烈すぎて、他は何にも憶えていなかったこの作品。子どもの心で読んでももちろん楽しめますが、大人になって改めて読んでみると、作者・スウィフトの超人的な想像力に驚かされっぱなしでした。時計を見たことがない小人国の住民が、時計を頼って行動するガリヴァーの様子を見て「あれは彼の神様に違いない」と推察するシーンなんて、一体どこから思いついたアイディアなのでしょう!実はガリヴァー、旅行記の続きで鎖国時代の日本も訪れているそうです。作者であるスウィフトが江戸時代の日本をどう見ていたのかも気になります。
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