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「小人国の住民にはりつけ(?)にされているガリヴァーの図」の印象が強烈すぎて、他は何にも憶えていなかったこの作品。子どもの心で読んでももちろん楽しめますが、大人になって改めて読んでみると、作者・スウィフトの超人的な想像力に驚かされっぱなしでした。時計を見たことがない小人国の住民が、時計を頼って行動するガリヴァーの様子を見て「あれは彼の神様に違いない」と推察するシーンなんて、一体どこから思いついたアイディアなのでしょう!実はガリヴァー、旅行記の続きで鎖国時代の日本も訪れているそうです。作者であるスウィフトが江戸時代の日本をどう見ていたのかも気になります。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2012年8月19日
上田秋成
『雨月物語』

2012年8月12日
阿川弘之
『雲の墓標』

2012年8月5日
安部公房
『砂の女』

2012年7月29日
リチャード・
ブローティガン
『西瓜糖の日々』

アーカイブ
ガリヴァーズ・トラベル(See the Little People)/マイク・ダボ
マイク・ダボはマンフレッド・マンのシンガー、「ガリヴァー旅行記」をテーマにしたコンセプト・アルバムからのシングルです。
パーセル:ジーグ レッスンの組曲 ハ長調 Z665/グスタフ・レオンハルト(ハープシコード)
大人国で、王様と王妃のためにスピネットを披露、”ジーグを1曲やってのける”とあります。スピネットはハープシコードのこと、パーセルはスウィフトと同時代のイギリスの作曲家です。

キング・フォー・ア・デイ/XTC
♪やっていることと言っていることがバラバラ。何事もゼニの国だから♪という曲。皮肉で知られるイギリスのロック、ガリヴァーにも通じているかも。

 
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