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「西瓜糖って何?」出だしどころか題名からつまずいた私ですが、5年も小川洋子師匠の下で読書させていただいていると、こんなことではめげません!これは師匠の言うところの“考えて読む本”ではなく“感じて読む本”だと切り替えてページをめくっていくと、そこにはずっと浸っていたくなるような美しい言葉とイメージの世界が広がっていました。ちなみにこの本は、小川さんが作家になりたての頃、担当の編集者さんにプレゼントされた大事な一冊なのだそう。編集者とは作家に作品を書いてもらうだけでなく、作家の人生に関わり、創作活動の水先案内もするんですね。何度も繰り返し読んですっかり黄色くなってしまった小川さんの『西瓜糖の日々』を見て、その仕事の奥深さを感じました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2012年7月22日
『読みがたり
岡山のむかし話』

2012年7月15日
内田百
『冥途』

2012年7月8日
内田百
『たらちおの記』

2012年7月1日
岩井志麻子
『ぼっけえ、きょうてえ』

アーカイブ
ダウン・バイ・ザ・リヴァー/ニール・ヤング
西瓜糖の世界では松林から川がいく筋も流れています。川が記憶を保存する場所になっていると小川さん。1969年の曲。
シソタウベル・レーン/ジョニ・ミッチェル
ポーリーンが焼いたホットケーキと新鮮な苺を仲間とともに食べる”アイデス”の朝ご飯。この曲では仲間とマフィンとブルーベリーをたべる風景が描かれています。

ウォーターメロン・ウェザー/ビング・クロスビー&
ペギー・リー

夏の日にダンスをするという内容。ラストシーンを思い浮かべて。ブローティガンは、1930年代の生まれなので、こんなサウンドも好きかもしれません。1952年録音。

 
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