最初は何について書かれている物語なのか全く解らず、しかしページをめくる度、薄皮を剥ぐように主人公・あみ子の置かれている状況や性格、人間関係などが見えてきます。自分と社会の周波数があわないあみ子。「自分の作品と周波数が合う読み手がいるのかどうかわからないまま小説を書いている私と、あみ子ちゃんはある意味とても似ている」と小川さん。正直、あみ子の物語をどうとらえて良いのか戸惑っていた私ですが、この言葉には目から鱗でした。また小川さんは「自分の中にあみ子を見つけられない人とは友達になれないかもしれない・・・」とも。はいっ!直ちに、大至急自分の中のあみ子を捜索します!!
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