熱烈なリクエストにお応えして遂に登場となった『アルジャーノンに花束を』。医学の力で知能は進化したものの、今まで知らなかった心の痛みも背負うことになってしまった主人公チャーリィの、命の物語です。主人公と誰との関係に注目するかで、感じるものは違ってくるのでしょうが、小川さんと私は悲しい気分でラストシーンまでたどり着きました。ただ最後2行のチャーリィの言葉を読んで、彼は物事全てを「善」の心で捉えられる、本来のチャーリィに戻れたのだと確信。「救いがありましたね・・・」とホッとしながら本を閉じたのでした。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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