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文学に生息するダメ男を、数々糾弾してきたメロディアスライブラリーですが、遂に番組史上最強のダメ女が現れました! そう、『氷点』の主要人物の一人、夏枝です。全ての非は自分以外にあると決めつける自己中心的な性格。病人を前にしても「人の同情をするより今は自分が同情されたい」と思うなど、酷い思考・発言を集めたら分厚い『夏枝悪行録』ができそうな勢いです。それに対して小川さんと私が好きなのが辰子。気っ風が良い彼女の家には、個性豊かな男性たちがいつも集まってきて、まるでフランスの文学サロンのマダムのようです。辰子と夏枝は学生時代からの友人だそうですが・・・一体どうやって友情を育んできたんでしょう、謎です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2012年1月22日
マイケル・モーパーゴ
『モーツァルトは
おことわり』

2012年1月15日
『笠地蔵』
2012年1月8日
谷川俊太郎
『二十億光年の孤独』

2012年1月1日
『古事記』

アーカイブ
ショパン:幻想即興曲/ウラディーミル・ホロヴィッツ
村井が帰ったあと、夏枝はこの曲をピアノで弾きます。そしてピアノ線が切れる、という不吉ななシーンが・・。
氷の花/アンヌ・ドゥールト・ミキルセン
♪私たちはもう希望を捨てたのか、 お互いの冷え切った腕に抱かれて♪という歌詞は心が通わない辻口夫妻のよう。アンヌはデンマークのシンガーソングライター。

限りない欲望/井上陽水
辻口夫妻が苦しむ原点には、自らの欲望にのみ従った愚かさがあったのかもしれません。 1972年のデビューアルバム「断絶」より。

 
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