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毎年1月27日のアウシュヴィッツ解放の日前後には、ホロコーストに関連する文学を選ぶのが恒例になっているこの番組。今年は童話を選んでみましたがいかがだったでしょうか。青い美しい表紙、イラストも温かみがあってキュートで本当にかわいらしい1冊なのですが、強制収容所でのつらい過去を3人が回想する数ページは色彩がほとんどなく、早くきれいな色=穏やかな日常が戻ってきてほしいと願いながらページをめくりました。あの戦争の語り部が減っている今、戦争の記憶のない世代がホロコーストについて描いた、貴重な1冊でもあります。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2012年1月15日
『笠地蔵』
2012年1月8日
谷川俊太郎
『二十億光年の孤独』

2012年1月1日
『古事記』
2011年12月25日
2011年を振り返って

アーカイブ
モーツアルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク/アマデウス弦楽四重奏団
アンネ・フランクがラジオできいて感動した曲が、強制収容所の囚人による楽団の悲しい闘いの場面でも演奏されていたとは。
モーツアルト:クラリネット協奏曲/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、レナード・バーンスタイン(指揮)
強制収容所で演奏されたモーツアルトは、この曲など軽やかで楽しい曲が中心でした。

モーツアルト:レクイエム二短調/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、カール・ベーム(指揮)
強制収容所でモーツアルトを聞きながら亡くなっていった人たち、後ろめたい気持ちで演奏した人たち、非情なことをしながら音楽を愛でた人たち、それぞれを思って。

 
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