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教科書でもお馴染み、芥川龍之介の『トロッコ』。私は恥ずかしながら「トロッコに乗った子供が大けがを負う話」と大変な勘違いしていたのですが、主人公・良平のトロッコに対する憧れ、トロッコに乗って感じた爽快感だけは正確に記憶していました。この部分の表現の素晴らしさが印象に残って、「教科書で読んだきりだけど、今でも『トロッコ』は憶えている」という方も多いのではないでしょうか。ところで良平のように、子供の頃って大人には理解できない、面白いものに憧れを持ちますよね。我が番組の女性ディレクターは、校庭のライン引きがたまらなくやりたかったのだそう。そういえば私も切手のミシン目を切りたくて、郵便局の窓口の人が羨ましかったっけ・・・さて、あなたのトロッコは、なんでしたか?
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2010年06月06日
J・M・クッツェー
『鉄の時代』

2010年05月30日
堀辰雄
『風立ちぬ』

2010年05月23日
トーマス・マン
『ヴェニスに死す』

2010年05月16日
伊丹十三
『女たちよ!』

アーカイブ
映画「トロッコ」のサウンドトラックから/川井郁子
映画「トロッコ」のためのオリジナル曲。走る兄弟と待つお母さんのシーンにながれています。
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」より「格闘」/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 指揮:コリン・デイビス
芥川龍之介のレコード・コレクションから。人形のペトルーシュカがムーア人に追いかけられ闘うというこの曲は、必死で走る雰囲気がでています。

空がまた暗くなる/RCサクセション
♪大人だろ勇気をだせよ、子供のころのように道に迷わずに家にたどりつけるさ♪小説の最後に登場する大人になった良平に聞いて欲しい。

 
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