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映画を見尽くしている映画評論家の故淀川長治さんが、No.1に選んだのがこの『ヴェニスに死す』だったそう。映画は原作と少し違う設定になっているようですが、「受け入れられないとわかってはいるけれど愛さずにはいられない…そんな人間のけなげさ、哀れさを描いている小説」と小川さんは分析します。ところで私はかなり前にヴェニスを訪れたことがあるのですが、「落ち着きをたたえた旅情あふれる水の都」というその時の印象が、今回「一度迷い込んだら出てこられない陰のある街」と激変。これは近々行ってこの目で確かめねば?!ちなみに小川さんにとっては、「好みの小物など、素敵なもので溢れている楽しい街」だそうです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2010年05月16日
伊丹十三
『女たちよ!』

2010年05月09日
『小川未明童話集』
2010年05月02日
山本兼一
『利休にたずねよ』

2010年04月25日
マーク・トゥエイン
『トム・ソーヤーの冒険』

アーカイブ
マーラー:アダージェット(交響曲第5番より)/「ベニスに死す」オリジナル・サウンドトラックより
映画「ベニスに死す」に流れつづける曲です。トーマス・マンとマーラーは知人であり、マンはこの曲が大好き、そして、マーラーは作品と深く結びついています。
ショパン:舟歌 作品60/マルタ・アルゲリッチ
「舟歌」とは、もともとヴェニスの船頭たちの歌う歌。美少年”タッジオ”はポーランド人というところも、ショパンと同じです。

見つめていたい/ポリス
少年を官能的に見つめるだけの主人公に。

 
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