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読み終わった後、「もしかしたら暗いオンエアになってしまうかも・・・」という一抹の不安がありましたが、小川さんのお話はとても希望のある、明るいものでしたね。不毛の時代を象徴する“鉄の時代”のあとには、万物が成長する他の時代がやってくると、うっすら希望を残しているこの作品。遠き南アフリカ発の文学から、この国の苦悩、現実、そして人々が持っている期待を、ダイレクトに受け取ることができました。ところで今回のテキストは、池澤夏樹さんが編集された『世界文学全集』の第11巻。各巻には池澤さんの重厚な解説がついているのですが、「作品を選ぶのはスムーズでも、この解説を書くのは・・・池澤さんは本当に凄い!」と小川さん、感心していらっしゃいました。そんな解説にも注目です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2010年05月30日
堀辰雄
『風立ちぬ』

2010年05月23日
トーマス・マン
『ヴェニスに死す』

2010年05月16日
伊丹十三
『女たちよ!』

2010年05月09日
『小川未明童話集』

アーカイブ
バッハ:ゴルトベルク変奏曲より「アリア」BWV988/ケネス・ギルバート(チェンバロ)
”カレン”は、お茶をいれゴルトベルク変奏曲のレコードをかけ、”ファーカイル”もともにガレージで聞いているのを感じている。音楽を通して2人が近づいていくシーン。
南アフリカ共和国国歌/オーヴァートーン
1997年、ネルソン・マンデラ大統領の提案で、黒人系住民の間で歌い継がれてきた賛美歌と、アパルトヘイト時代の国歌と2曲を合体させて新しい国歌が誕生しました。映画「インビクタス」のサウンドトラックより。

わが子よ苦しまないで/ローラ・ニーロ
♪我が子よ苦しまないで、狂気に満ちた日々の中で自分の道を探さなくてはいけない♪
97年に亡くなったローラ・ニーロの95年の録音。タイトルこそが”カレン”の一番の望み。

 
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